緊張症について

他人の前で何かを発表しなければならない時には、誰でも少なからず緊張してしまいます。緊張とは人間なら誰にでも起こる症状なのですが、極度に緊張して呼吸ができなくなったり、目の前が真っ白になって倒れてしまうような症状の場合には、緊張症と呼ばれる症状である可能性が高いですね。

　緊張症の症状には、極度の緊張のあまり自律神経のメカニズムが狂ってしまい、体全体や手足がふるえたり、大量に汗がでたり、呼吸が過度になってしまう過呼吸に陥ったり、または筋肉が緊張する事で激しい頭痛に襲われたりします。

緊張症の原因と対策

緊張症は、極度に緊張する事で、体の中のアドレナリンが大量に分泌され、その事によって心臓の鼓動が早くなります。それが原因となって血圧が上がったり呼吸が過呼吸になったり、体温が上昇したり、筋肉が急激に収縮することで、短時間の間にいろいろな症状が起きるというわけです。

　人前で話をする時に良く起きる緊張症ですが、人前で話をする機会を多くもつ事で緊張する度合いも減ってくる場合が多いので、“場慣れ”する事も緊張症の解決法としてはとても効果があります。また、緊張するのは、自分が他人にどう見られているのでは？？と心配するところからきている場合が多いので、自分に自信を持つことも大切ですね。また、私が人前で話をする時に良く用いるのが、人を人と思うから緊張するので、大衆は「野菜畑のなかのジャガイモとニンジンだ」と思い込む方法です。自分に自信を持ち、ジャガイモやニンジンに向かってスピーチをしているのだという意識を持てば、緊張する要素もグンと減るので、緊張症からも少しは解放されるのではないかと思います。

　家族間でも緊張してしまう場合には、家族と心を開いて話し合うことで緊張症も少しずつ楽になっていく傾向にあるようです。あなたの事を思ってくれている家族ですから、自分がどのように思われるのか？なんて気にせずに、心の中にあることをそのまま伝えればよいのです。きっと分かってくれるはずですから。

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