紹介予定派遣の年齢について

若いうちは紹介予定派遣や人材派遣、また正社員などの仕事を探していても、年齢を気にする必要はありませんよね。しかし、ある程度の年齢になってくると、正社員にしても、人材派遣にしても、そして紹介予定派遣などのシステムを利用する場合にも、年齢がネックになる場合があります。

紹介予定派遣では、正社員として採用される前に6ヶ月間の試用期間が設定されている就労形態です。試用期間の間には、社員は派遣社員として仕事をすることになり、試用期間後に正社員として採用されれば、その時点でその企業の正社員として雇用される事になります。しかし、試用期間後に正社員として採用されない場合には、人材派遣社員として、別の企業へ派遣される事になります。

紹介予定派遣では、正社員などのボーダーラインでもある35歳までと年齢が設定されている人材派遣会社も多いようです。中には35歳を過ぎてしまうと人材派遣の登録もできないという会社もあるのだとか。

もちろん、年齢と能力には全く関係がありません。しかし、企業側にとっては、ある程度若い年齢の社員を企業内に入れて活性化を図ったり、企業カラーに染めたいという意向もあることを忘れてはいけません。

最近、派遣法が改正され、これまでのように、35歳を過ぎたら派遣登録すら行う事ができない、といった年齢制限が撤廃されました。これにより、紹介予定派遣の面接に企業を訪れる場合に、経験や能力などをアピールする事で、年齢が多少オーバーしていても採用されるチャンスも増えてくるわけですね。

年齢制限撤廃の影響

しかし、年齢制限が撤廃されたとはいえ、実際の職場に年齢制限撤廃が浸透して、高齢の紹介予定派遣社員が派遣されてくるようになるまでには、かなり時間がかかりそうな気配です。もちろん、職種によっては、年齢に関係なく能力重視、という企業もありますから、必ずしもそういうわけではありません。

年齢オーバーをしている方は、自分自身のスキルを磨いたり、資格を取得したりして、企業側に『年齢はオーバーしているけれど、ぜひこの人材が欲しい』と思わせるような自己啓発をするのも悪くないかもしれませんね。

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