赤ちゃん枕について

小さな赤ちゃんは頭の骨もとても柔らかいので、美しい丸い頭の形をつくってあげるために枕にも気を使わなければいけません。赤ちゃんはなかなか自分自身で寝相や寝る体勢などをコントロールする事ができませんから、お母さんが赤ちゃんを置く時に、赤ちゃんを少し右や左に傾けて、背中にタオルを置いてあげたりする工夫が必要ですが、新生児の場合には柔らかいタオルを頭の下においてあげれば、それが立派に枕の役割をしてくれます。赤ちゃん用の枕として販売されている枕は新生児にとっては高さが高すぎるので、生後3ヶ月ぐらいまでは待ったほうがよいようです。

　赤ちゃん用の枕にもいろいろな種類の枕があります。大人が使うような形の枕もあれば、ドーナツ枕と呼ばれる中心に穴が空いているタイプの枕もあります。どちらのタイプの枕を使ってもＯＫですが、枕よりも大切な事は、かならず右に向けたり左に向けたり、左右対称に赤ちゃんを傾けてあげる事です。毎日同じ向きに向けて寝かせていると、向き癖がついてしまうだけでなく、頭の形もいびつな形になってしまいますから、毎日、左右交互に赤ちゃんの体を傾けて寝かせてあげるようにしましょう。

うつぶせ寝の赤ちゃん

赤ちゃんによってはうつぶせ向きに寝る赤ちゃんもいます。うつぶせ向きは、親の判断で行うのではなく、新生児の時に病院でうつぶせ寝を教わっていた赤ちゃんに限り行うようにします。あかちゃんのうつぶせ寝は首がまだ据わっていない赤ちゃんにとってはリスクが高い寝かせ方でもあるので、病院で仰向けに寝ていた赤ちゃんは自宅でも仰向けに寝かせるようにしなければいけません。

　うつぶせ寝をする赤ちゃんの場合には、枕は必要ありません。硬いマットレスにシーツもピンと張って赤ちゃんが窒息してしまわないように気を配る事が大切です。うつぶせ寝の赤ちゃんの場合には頭の形がいびつになったりする心配もありませんから、そういった意味では体の下にタオルを置いたりする手間もかかりませんね。

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