土木施工管理技士 講習会について

土木施工管理技士は１級や２級などに分かれていますが、どちらも国家試験に合格して取得する事ができる国家資格です。河川や橋や道路などの土木工事の現場で安全管理や工程管理の指揮を取る技術者である土木施工管理技士の国家試験は、１級土木施工管理技士も２級土木施工管理技士も、学科試験と実地試験が同じ日に行われます。１級と２級では、試験の難易度ももちろん違いますが、受験する学科試験科目数が違っているのが特徴と言えるでしょう。

土木施工管理技士の講習会には大きく分類して２種類の講習会がありますが、その一つは、この国家試験対策として集中的に学科試験の出題傾向などを学ぶための“受験のための講習会”、そしてもう一つは、すでに土木施工管理技士の資格を持っている人を対象にして行われる講習会です。どちらも講習会と呼ばれているので、パッと見ただけでは区別がつけにくいので注意が必要です。

土木施工管理技士を対象とした講習会について

土木施工管理技士の免許をすでに持っている人が受講する講習会では、毎年どんどん新しくなる土木技術などについての講習や、めまぐるしく変わる法規などについてもしっかりカ

バーされます。 土木施工管理技士を管理している土木施工管理技士会連合会では、土木施工管理技士の国家試験に合格した人を対象にした講習会なども行っています。場所や費用などは土木施工管理技士連合会のサイトなどでチェックできますが、全国各地で行われているので、最寄の講習会に参加するようにしてください。以前は郵送でしか申し込みをする事ができませんでしたが、最近ではインターネットを活用して講習会の申し込みをすることもできるようになり、とても便利になりました。インターネットを使って申し込みをすると、振込み時にかかる振込み手数料が必要ありませんから、少しお得でもあります。

また、めまぐるしく進化し続ける土木施工技術に技術者の知識と技術が遅れることのないように、土木施工管理技士連合会ではＣＰＤＳという継続学習制度を取り入れています。資格を取得しても常に精進することで、土木施工管理技士全体のレベルアップにもつながるＣＰＤＳでは、ポイント制を採用していて、講習後に実施される試験で平均点以上取ったらポイントがさらに３点プラス、といったように土木施工管理技士のスキルや知識レベルを計る基準としても採用されています。

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