かんぽ 養老保険について

かんぽの養老保険といえば、もと郵便局が民営化したことによって保険部門が分離したかんぽ生命が提供している保険商品です。かんぽの養老保険には、「普通養老保険」と「特別養老保険」の２種類があります。養老保険ですからどちらも年金タイプの保険なのですが、加入できる年齢などが微妙に違います。簡単にご紹介しましょう。

かんぽの養老保険の比較

かんぽの普通養老保険は“新フリープラン”と呼ばれていて、なんと０歳から７５歳まで幅広い年齢で加入することができます。保険期間は１０年から３０年まで選択することができるので、多くの場合には自分自身の定年退職の時期に合わせて満期を迎えるような設定をする方が多いようですね。

　かんぽの特別養老保険は”新フリープラン(２倍保障)”と呼ばれていて、基本的な保障内容は普通養老保険とほぼ同じですが、保険期間中に死亡した場合には、満期保険額の２倍の死亡保障が給付される仕組みになっています。この２倍の死亡保障という特徴を賢く活用して、一つの保険で｢生命保険の死亡保障｣と「貯蓄性の高い養老保険｣の一挙両得をゲットする方も多く、生命保険にかける毎月の保険代を低く抑える手段としてはなかなか賢い方法といえるでしょう。

かんぽの養老保険のデメリット

かんぽの養老保険は、保険料や保障額などを他の養老保険と比較すると似たような内容なのですが、なぜか人気がありません。その理由には、もと郵便局というお役所仕事的な風潮がそのままかんぽ生命にも受け継がれているため、｢保険担当の営業態度や接客態度が傲慢すぎる｣｢愛想もなければやる気もない｣「役所的な営業時間で融通が全く利かない」など、郵便局の保険部門が｢かんぽ生命｣という民間企業となった現在では、かんぽ生命にわざわざ加入したいメリットや魅力を感じないという人が増えています。残念なことですが、かんぽ生命も民間企業のひとつだという意識をしっかり持って、もっとサービス精神旺盛に営業して盛り返していただきたいものです。

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