結婚式のはがきについて

適齢期になると、友人たちから結婚式への招待状などが送られて来る機会もふえます。結婚式の招待状には、通常は往復はがきが使用される場合がほとんどで、返信用のハガキ部分に出席するか否かの意思表示をして返信するわけですが、簡単そうに見えても結婚式の招待状への返信はがきの書き方にもマナーがありますから、粗相のないようにぬかりなく書きたいものです。

　まず基本的な部分では、返信用ハガキの宛名部分は新郎の名前や新婦の名前だったりしますが、「○○行」と書かれた「行」の部分を二重線で消して「様」へ書き直しましょう。日本特有の「へりくだり文化」がこういう細かい部分にも現れているのです。細心の注意を払って目を配りたい部分ですね。

　「出席」か「欠席」かのどちらかにマルをつける際にも、「御出席」「御欠席」の「御」はいずれの場合も二重線で消すように気をつけてください。「御出席」にマルをつけたい場合には、「御」を二重線で打ち消して、そのすぐ下の「出席」部分にのみマルで囲う事になります。

同様に「御住所」や「御芳名」の「御」も二重線で消さなければいけません。たくさん消す箇所がありますよね？見逃さないように！何度か練習していると慣れてきますから、見落としもなくなります。

一言を書き添えるのもマナー

結婚式の招待状には、出席か欠席かの意思表示をするだけでなく、友人のおめでたい席ですからぜひ心温まる一言やメッセージを書き添えてみてはいかがでしょうか？書く内容は取り立てて難しい内容ではなく「ご結婚おめでとうございます。喜んで出席させていただきます。」程度がオーソドックスです。欠席する際には、簡単に欠席理由を書いたほうが良心的ですが、仲のよい友人で電話で気軽に話せる間柄の場合には、電話で伝えてもOKかもしれませんね。

　結婚式のハガキは、相手に顔が見えないからこそ、大人のマナーと礼儀で友人の門出を祝福したいものですね。書き方に自信のない方は書店で書き方の見本などの情報収集をするのもアイデアです。

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