ソフトバレエ【J-ROCK DVD 名盤ガイド】〜SOFT BALLET DVD '92-'95

デペッシュ・モードをルーツとするブリティッシュ・ダンスミュージックでその名を日本ロックシーンに深く刻み込んだ孤高のデジタル・ユニット「ソフト・バレエ」!! このDVDBOX はソフトバレエが、ビクター在籍中の1992〜95年に発売した3タイトルの映像商品「LIFE」「HEAD」「SKIN」に、貴重なライブ映像を追加収録した4枚組ボックスとなっています。

 

「LIFE」はソフト・バレエの三人がそれぞれの世界を映像・音で表現した、3編の作品とライブ・シーンが交錯する初のオリジナル映像作品となっています。メンバーそれぞれの世界観が如実に具現化されていて、三人の個性が浮き彫りにされていていますね。まさに三者三様、ソフトバレエとは個性のぶつかり合いで生み出された音楽ユニットであったことが、この映像作品を見ただけで明らかになります。ソフトバレエ最後のビデオ作品として相応し過ぎるものとなっていますね。

 

この「LIFE」発売後の1995年7月、渋谷公会堂のライブを最後にソフト・バレエは10年近くにも及ぶ長い活動に終止符を打ったわけですが(※2002 年一時復活)、解散後のメンバー三人の音楽的方向性もまたそれぞれバラバラでしたね。

 

まずボーカルの遠藤遼一は「ends」を結成しロックバンドで活動開始、ギターに元マッドカプセルマーケッツの石垣愛を迎えていましたね。キーボード&ダンサーの森岡賢は布袋寅泰のライブ(サイバーシティーは眠らない'95)にキーボーディストとして参加し、その後男性2 人組ユニット「Feel」やラップグループ「S.D.B.B」をプロデュースしました。またソロとしても活動してましたね。同じくキーボードの藤井麻輝は女性ボーカルとのユニット「She sell」の活動を開始、河村隆一のアルバムにも参加されましたね。ちなみに藤井麻輝は元モダンチョキチョキズの濱田マリと結婚してますよ!

 

このアート性溢れるソフト・バレエ三人の世界観を体感すれば、何かが深く心に刻み込まれるかも知れないでしょう!

 

「HEAD」はソフトバレエのファイナル・ライブ3DAYS (1995年7月18日,19日 中野サンプラザ、7月23日 渋谷公会堂) が収録されており、「SKIN」の方はそのライブでのメンバー・プライベートシーンが満載となったドキュメントを収録しています。とにかく解散ライブということで楽曲もこれまでの歴史を追うような集大成的なものとなっていますね。圧巻です!! 個人的に大好きな曲「NEEDLE」も入っていて満足ですね。ボーカル・遠藤遼一、キーボード&パーカッション・藤井麻輝、キーボード&ダンス・森岡賢も最後ということで燃えに燃えた熱狂のライブを演出しています。そしてドキュメントもね! ソフバ・メンバーの素顔が見られますよ〜。

 

ソフトバレエは1989年にシングル「BODY TO BODY」とアルバム「EARTH BORN」でメジャーデビューを果たしたわけですが、 80年代という時代にこのデジタルサウンド、ソフトバレエは当時からかなり目立ったグループでしたね。

 

しかもシンセサイザーを多用したダンスミュージックとは言っても、はやりのジュリアナ系でもテクノやハウス系でもないんですよね。ソフト・バレエは「デペッシュ・モード」をルーツとしたボディ・ミュージック系なんですよ。ブリティシュ音楽の影響が楽曲に色濃く反映されていますね。マニアックでカッコいいサウンドですよ。個人的にも凄く評価しているグループです。

 

メンバーはもう一度あらためて詳しくご紹介しますと、ボーカルの遠藤遼一、キーボード&パーカッションが藤井麻輝、そして名物男(笑)キーボード&ダンスの森岡賢による構成となっています。この森岡賢ちゃんですがライブ時の異様なダンスパフォーマンスが人気を呼びました。ある意味笑えますが、その性別を超えた異様なキャラクターはソフトバレエの一つの「売り」でしたね。楽しませてくれますよ。

 

ソフト・バレエは1986年にこの三人で結成され、1989年9月にアルファよりデビュー、1992年にビクターにレコード会社を移籍し1995 年7 月の渋谷公会堂での解散(※2002 復活)まで数多くの作品を世に出してきました。どれも本当に素晴らしい作品となつていますよ。ソフトバレエは間違いなく日本ロック史にその名を刻み込みました!! ではこの素晴らしきボディミュージックを聴きながら見ながら体感しながら、夜をダンスで明かそうぜ! 今夜あなたの部屋が揺れる・・・