電験三種 合格点について

電気主任技術者(略して電験)は、その資格名から想像がつくとおり、ビルや建物などにおいて電気設備の保安を担当する職種です。電気は全てのセキュリティの原点ともいえる存在ですから、この電験の資格を持っている人は、現代社会のコア的な存在であることは言うまでもありません。

　電験の試験には、試験レベルによって第一種から第三種まであり、電険三種の試験レベルは大体高卒程度の難しさとなっています。電験第三種試験の特徴としては、第一種と第二種は１次試験の合格者には第２次試験が課されるのに対し、電験第三種試験では１次試験のみで合否が決定します。電験三種の合格率は１１％。試験の難しさと、電気主任技術者の責任の重さを物語っているようです。

　電験三種の合格点は基本的には６０％ですが、試験が難しかったりして合格者が少ない場合には、この合格点が若干さがって５５％程度になることもあるようです。近年は試験が難しい傾向にあり、例えば平成１９年度の試験では、理論科目、法規科目、機械科目、電力科目の合格点はそれぞれ１００点中５５点以上で合格となりました。どの科目の合格点も同じというわけではなく、試験の難易度によって、例えば理論科目の合格点は４９点以上、電力科目は５７％、などと科目によって合格ラインは毎年調整されています。

電験で効果的に合格点をゲットするには？

電験三種の試験範囲はとても広いので、自己学習でももちろん大丈夫な場合もありますが、通信教育や電験用の受験対策講座などを受講すると、より効果的に電験三種の試験勉強ができます。こういった講座では、過去問題や試験の傾向と対策など、実際の試験に直結した知識を身につけることができるので、受験対策として受講する方も多いようです。

電験第三種に合格したその後

電験第三種に見事合格したら、オフィスビルやマンションなどの建物に関する電気保安の職種につくことになります。ビルのメンテナンス、電気系の保安など、素人では怖すぎて手すら触れることができないエリアのプロフェッショナルとして、私達現代社会の心臓ともいえる電気業界で活躍してくださいね。

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