1級建築士試験について

１級建築士の試験は毎年７月下旬ごろに行われます。１級建築士を志して国家試験を受験する数はかなり多いのですが、その合格率はなんと一桁。１級建築士の試験は国家試験の中でも超難関にランク付けされています。

　１級建築士の試験は受験希望者が誰でも受験できるというわけではなく、大学で建築や土木などを専攻した人が、その後実務経験を積むことで初めて１級建築士の国家試験の受験資格を得ることができます。４年制大学の場合には必要な実務経験年数は２年、３年制大学の場合には３年、そして２年制大学の場合には最低４年以上の実務経験が必要ですが、既に２級建築士の資格を取得している場合には、２級建築士としての実務経験４年以上あれば１級建築士の受験資格を得ることができます。

１級建築士の受験申し込み方法

１級建築士の試験は年に一度しか行われないので、受験の申請をしようと思ったら受け付け期間が過ぎていた・・・なんてことのないように、受験受付期間はしっかりと確認することが大切です。１級建築士の受験申し込みには、ここ数年はインターネットによる受験申し込みも受け付けているので、自宅で受験勉強の合間に受験申請ができるようになりました。時間節約ができて便利なシステムですね。１級建築士の受験申込期間はとても短く１週間程度なので、くれぐれもお忘れなきよう！！

１級建築士の試験日程

１級建築士の試験は、まず書類選考が行われて受験資格があるかどうか判定されます。受験資格アリと見なされた人に対してだけ学科試験が行われます。学科試験合格率もとても低く、例えば２００７年度の学科試験合格率は１１％なので、ほとんどの受験者が学科試験をパスせずに去っていくということになります。

その後、設計製図試験が行われた後、最終的な１級建築士の国家試験合格者が発表されるわけですが、１級建築士の学科試験が実施されてから最終的な合格発表までに要する期間は５ヶ月ほどかかるというわけです。１級建築士は大規模な建物の建築を考案する職業ですから、人の命を預かるためには厳しい選考が必要なのかもしれませんね。

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