パソコンリースについて

毎年次々と新製品や新機能が登場して、数年毎にパソコンを購入しなければ実用的な仕事や作業ができなくなりつつあるパソコンですが、パソコン技術が進むにつれてパソコンリースが人気になっています。

　パソコンリースは最近始まったサービスと言うわけではなく、1960年代からすでに開始されていたのですが、当時はパソコンリースメーカーがパソコンメーカーとユーザーの間に立って中間業務をこなしていましたが、最近ではそういったリースメーカーを介さずにパソコンメーカーとユーザーが直接パソコンリースを行うスタイルが増えています。

　企業では、パソコンを購入するにしても購入台数が多くなりますし、数年毎に買い替えなければいけないパソコンでは、購入する事で初期費用がかさみ経費に負担をかけてしまいます。パソコンリースのサービスを利用することで、こういった初期費用を抑える事ができるだけでなく、常に新しい仕様のパソコンを使用する事ができるので、旧モデルでスピードがおそかったり、メモリ不足でソフトが動かなかったり、といった不便さも解消することができます。また、パソコンを購入すると、パソコンを買い換えるときに古いパソコンのデータ処理も頭痛の種ですし、パソコン自体の処理も大変ですから、企業にとってはリースのほうが適していると言えるでしょう。

リース契約の仕組み

パソコンをリースする際には、ユーザーとパソコンメーカー、そしてパソコンリース会社の3社がリース契約に関与することになります。パソコンリース会社を通さずにパソコンメーカーと直接リース契約をする場合には、2社での契約になります。まずパソコンメーカーとユーザーの間で「リース契約」が結ばれて、リース契約の期間などを明確にするほか、ユーザーである企業は財務諸表などを提出してパソコンメーカーによる審査が行われます。この審査は、ユーザーである企業がリース契約期間きちんとリース費用を払うことができるかを判断するための審査なので、ローンを組む時のような厳しい審査ではありません。

　ユーザーとリース会社の間ではパソコンのメンテや保守にかんする契約を結ぶ事になり、パソコンのメンテに関しては、ユーザーはリース会社へ問い合わせたりメンテを依頼する事になります。

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