FAIR WARNINNG2000.6.5渋谷公会堂ライブレポート |
フェアウォーニングは、リードボーカルのトミーハートとリードギターのヘルゲエンゲルケが主体となったハードロックバンドである。リードギターのヘルゲエンゲルケが操る、ギターは、スカイギターという。スカイギターとは、通常のギターよりもフレット数が多く、かなりの高音がでる。この高音が堪らなく気持ち良い。スカイギターの先駆者は、ウリジョンロートである。それを受け継いでいるのが、ヘルゲエンゲルケである。 フェアウォーニングの素晴らしいところは、楽曲センスである。どのアルバムも路線が変わらず、曲内容やアレンジなどが凝っていて丁寧に作られている。案外、アルバムによって、方向性を変えてくるバンドがある。 午後7:10にライブが始まった。オープニングを飾るのは、今回のアルバム『FOUR』から“ハート オン ザ ラン”である。私が、1番好きな曲である。この曲で気になる音色とフレーズがある。それは、イントロの次のフレーズである。ヘルゲエンゲルケに凝視した。なるほど、アーミングをしながらコードを弾いていることがわかった。選曲は、私が好きな曲は殆んど演奏してくれた。まず、“エンジェル オブ ヘブン”“アイル ビー ゼア”“ドント ギブ アップ”“バーニングハート”などである。少しわがままを言うと、“ピクチャー オブ ラブ”を歌って欲しかったです。リードボーカルトミーハートは、顔が俳優のリチャードギアに似ている。声質は、高い。ステージパフォーマンスも格好良い。 ライブの中盤でリードギターのヘルゲエンゲルケが、タバコを口にくわえた。私が、居る所に投げてきた。私は、一瞬探してみたが、前の人が必死で探していたので譲ってあげました。ギターのピックだったら奪っていたところである。私の斜め前の座席に70歳前後のお爺ちゃんが座っていた。正直、驚きました。どうして?いるんだろうと思いました。ジャンルが、ハードロックでしょう!とても不思議な気持ちでした。私も70歳前後になってもハードロックを聞ける耳を持ち合わせできたら良いなと少し憧れてしまいました。 今回なによりも最高だったのは、座席である。生まれて初めて前から3番目の座席でした。バンドのメンバーともほとんど目が合いました。ヘルゲエンゲルケのスカイギターも十二分に堪能できました。是非とも、また日本に来日したら、行きたいものである。 〜written by 音楽ライター関矢悦男 〜
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