Finch「Say Hello To Sunshine」アルバムレビュー |
ドライブスルーから希代の新人として登場したFinch。同時期にデビューしたThe Usedと共にスクリーモというジャンルのパイオニアとして語られることが多い。1stの時点ですでにそのスタイルを確立させていた。パンクの疾走感、重厚なサウンド、親しみやすいメロディー、そして血管ブチ切れそうなシャウトはとてもインパクトがあった。 さあ、そんな彼らの待ちに待った2nd「Say Hello To Sunshine」。しかし、聴いてみて愕然…。 歌がキャッチーじゃねえ! 曲調がどれも暗い! 騙されたと思った。 しかし、何度も聴くうちに…あら、びっくり。スルメでした、こいつは。 楽曲的にはいわゆるスクリーモな構成をなるべく排除。どちらかというとハードコアに少し歩み寄った感じ(と言ってもかなり聴きやすい部類に入る)。 voネイト君の声が、元Feith No Moreのパットン卿にそっくりなのも面白い。 でも知性に裏打ちされた確信犯パットンに対して、 ネイトの場合、試行錯誤の末にひねりだした歌唱法って感じがして、好感もてます。 1st路線を期待する人にはオススメしません。が、彼らの「同じことはしない!」という強い意志を感じ取ってもらうためにも、ぜひ聴いていただきたい。 〜written by 音楽ライター村田那音 〜
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