シンディー・ローパーを見ているとすごく暖かく幸せな気持ちになる。
先日、シンディー・ローパーが昨年NYで行ったライブを収録した「LIVE...AT
LAST」を手に入れたやはり昨年行われた日本公演を観逃していたのでこの作品は是非とも手に入れたかった冒頭の言葉だけど何故、彼女を見ていると暖かく幸せな気持ちになれるんだろうか?
彼女は今年52歳になる僕達の前に颯爽と華やかに登場したのは彼女が30歳の時それまで家庭的な不和を抱えた少女が自らの置かれた環境に嫌気がさし17歳で家出をしたウェイトレス、絵のモデル、競馬調教師の助手、空手教室の呼びこみ等様々な職につきながら「自分とは何なのか」を追求した
そして「唄う」という事への情熱を強めさらなる苦労をものともせず、イバラの人生を歩んでスターへと上り詰めた
しかし同じハングリーさを持ち合わせていたはずのライバル「マドンナ」とは明らかな違いがあるシンディには「欲」「過信」「傲慢さ」の欠片も感じないそしてひたすら「愛」を放出している滲み出る「優しさ」、そう「女性的な優しさ」を感じるのだ冒頭の言葉「暖かさ」「幸せな気持ち」はそれに起因している
彼女の全盛期にライブを観ているが昨年のライブをこうして観ていると歌心というか表現力が倍増していて本当の意味での「歌手」になったんだなと実感した
「欲」と「ハングリー」は違う
彼女にとってのハングリーさは「歌う喜びを持続出来る環境を得る事」だったと思う
そして数多くのヒット曲を出し、それが元で多くの人から愛される存在となった。夢は実現したのだ。
彼女はハングリーさを全うし、「さらに歌い続ける」という新たな目標を得た「もっと売れたい」「もっと稼ぎたい」という「欲」はないのだ「歌う事」に集中している彼女からは強烈なエネルギーを感じた
「TRUE
COLORS」彼女の代表曲である思わず泣いてしまった。。。すごく泣けた。。。
シンディー・ローパーという女性を見ていて50代を迎えた時に、こんなにも人を笑顔に出来る力強い「愛」をたたえた人になりたいと心から思ったそういう人生を歩まねばと
〜written by 音楽ライターMark Kay 〜
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