311「Music」アルバムレビュー |
Dragon Ashの降谷健志をして「好きなことやって売れてるのは311」と言わしめるアメリカのロックバンド。あ、ちなみに“スリーイレブン”と読む。陳腐な表現だがミクチャー(は日本で作られた言葉だけど)の良心という言葉が似合う。 1stアルバムでありながら、ライブバンドならではの確かな演奏テクニック、ヘヴィーでありながら陽気な音像、そして何より驚異的と言えるのが楽曲のセンスだ。ロックとレゲエとパンクの混ざり具合がほんとに絶妙。偉大な先人バンドFishboneの影をちらつかせながら、より単純明快に明るくという心得が伝わってくる。 非常にキャリアの長いバンドなのだが、日本での知名度が今ひとつなのが残念で仕方ない。かつて(1990年代後半〜2000年にかけて)世間を席巻した、あのラウドロックの隆盛と低迷という渦にも飲み込まれることなく独自のスタンスを保ったまま音楽シーンを生きぬいた彼らの実力を、ぜひとも多くの人に知ってもらいたいと思う。 〜written by 音楽ライター村田那音 〜
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