イエローモンキー・アーティストレビュー【本音】

★イエローモンキー・アーティストレビュー

2001年１月８日に行われた東京ドームでのライブをもってTHEYELLOWMONKEYというバンドは一旦活動を休止している。休止してから約３年経っているが、未だに私の中で色あせることなく輝き続けているバンドの１つである。彼らの音楽は生きていく上で誰もが感じるであろう希望、絶望、悲しみ、怒り、喜び等の人間の感情をストレートに表現している。

ボーカルの吉井氏は、包み隠したくなるような、人間臭い部分を吐き出すように歌っていた。彼らの創り出す音楽は全て、人間の奥底にある感情の波が嫌でも伝わってきてしまうので、精神的に弱っている時は聞くのをためらったくらいだった。それ程、彼らの創る音楽は濃く、そして気持ち良かった。

　彼らの楽曲の１つに「FourSeasons」という曲がある。この曲はこんな一節から始まる。- まず僕は壊す　退屈な人間はごめんだ -この一節のように彼らは「退屈な人間」にならない為に、何かを「壊し続ける」為に、THEYELLOWMONKEYを休止した訳であるが、１つ言うとすればこれは解散ではない。確かに１年や３年などと、期限はついておらず無期限ではあるが、解散ではない。

　THEYELLOWMONKEYは必ず帰ってくる。それはいつになるか分からないが、首を長くして彼らの帰りを待ちたいと思う。

～written by　音楽ライタークラタケイ
→執筆依頼に関して

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