トライセラトップス「DAWN WORLD」アルバム・レビュー


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TRICERATOPSが帰ってきた、わたしのところに。ニューアルバム“DAWN WORLD”を聴いてそう思った。

 わたしは2ndアルバム“THE SKELTON’S MUSIC GUIDE BOOK”でトライセラのとりこになる。このアルバム、この時期のトライセラの魅力のひとつに歌詞がある。状況が浮かぶような、いい意味で、ありふれた日常を描き、わたしたちの日常にも色を添えてくれるのだ。それに加えて、3ピースの力強い音と、3人の個性にわたしはすっかり魅了されてしまった。

 しかし、3rd、4thアルバムは抽象的な言葉の多い歌詞になってしまった。これは作詞者である唱くん(あえてこう呼びたい)にも思うところはあってのことだと思うが、わたしにとってはショックなことであった。

 この流れを“2020”“Fly Away”は見事に断ち切ってくれた。ニューアルバムへの期待を充分にふくらませてくれた。そして、その期待を裏切ることなく、さらにパワーアップして帰ってきてくれたのだ。こんなに喜ばしいことはない!!

 このアルバムには、2ndの流れがわかる曲と、デビュー当時には出せなかったであろう貫禄を感じさせる曲がある。わたしはこの歌詞たちに表されているような男の人に好かれるようになりたいなあと思う。

 トライセラは、このアルバムですばらしい“DAWN WORLD”−夜明けの世界−を聴かせてくれた。ロックにこだわり、「夜中」を走っていた彼らだが、夜が明けたとき、ほどよく力の抜けたトライセラ流のロックが完成していた。今後どんな楽しい「昼間」を見せてくれるのか(きっと楽しいにちがいない!!)わくわくする思いだ。

〜written by 音楽ライター奈月
執筆依頼に関して


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