椎名林檎 アーテイストレビュー


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私はデビューの時から椎名林檎に惚れ込んでいる。とても同じ歳と思わない程の自己主張。媚びない態度。自ら裏新宿系と言い張る姿。売れても尚、自分を貫くその姿。同世代同性として私は椎名林檎“様”を崇拝しています。もう宗教と言われ様が一向に構わない。私は彼女に入れ込んでいる。

 きっかけは、深夜番組。椎名林檎の「幸福論」が流れたその時、私はテレビに目を奪われた。丁度、同じ学校の人に恋をした時、私は何を伝えたらいいのか迷っていた。

その時に「私は君のメロディやその哲学や言葉全てを守り通します。君が其処に生きていると云う真実だけで幸福なのです…。」

 私の視覚だけでなく、聴力までもが彼女に支配されてしまった。私がその好きだった人に伝えたかった事をダイレクトに代弁してくれている様な、その様な感じがして仕舞った。その時、同じ歳だとは知らなかった。後に私と同じ歳と聞いて愕然とした。女の本音をさらりと歌い、自分自身のみで表現する。本能と葛藤。惰性と想い。全ての言葉が重くのしかかった。

 CDを即買いして、C/Wのすべりだいを聞く。其処には、女の葛藤とジレンマ、苛立ちと若さがあった。今までの「理性」が吹っ飛ぶ瞬間を目の当たりにし、尚、椎名林檎の生き様を垣間見せられた。

 その後、続々とリリースされる曲目が全て「女として」の全てを曝け出して居る。そんな気がしてますますのめり込んでしまった。もし売れなかったらどうしたか? どこかで椎名林檎に質問した。その時に彼女は「きっと水商売をしていました」そう答えた時、私は彼女を崇拝する運命だと、強く感じた。

 道徳的に問題のあろう「不倫・略奪」も彼女が行えばどうしようもなく、彼女らしいと頷き、また、「林檎」として3枚目のアルバムが終わったら次は「蜜柑」だの「檸檬」だのと掻き立てた外野に向かって一言「でっちあげです。」と断言する姿は、私には無いものを見せ付けられた。

 そんな林檎“様”は私にとっては「女としての本音」を「人間としての条理と不条理」。決して口に出す事が無かろう事を堂々と表現してくれる存在である。一種の清涼剤、時に麻薬となって私をずっと支配し続ける。きっと今後も私の神経の一部を支配し続ける存在となる。そんな気がしてならないのである。

〜written by 音楽ライター朝比奈リン
執筆依頼に関して


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