「ニューオーダー/シングルズ」アルバムレビュー


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今やマンチェスタームーブメントの金字塔、そして時代の要であるかつて異端のパンクバンド、ジョイディビジョンを経て、1980年にメンバーの死をのりこえてその後、音楽性に想い悩み苦しみ、そしてパンクとディスコミュージックの融合というものを生み出したジョイディビジョン残党組からなるニューオーダーの音楽の歴史を語れる二枚組のアルバムが発表された。

彼等はパンクロックをベースにシンセサイザーを駆使し、新しい形のディスコミュージックのナンバーを数々と生み出していった。それが今やニューオーダーの代名詞でもある1983年発表の「ブルーマンデー」だったり(ディスコナンバーではお馴染みであり、世界的女性シンガーのカイリーミノーグがその曲をサンプリングした事によってその曲の評価が見直された)、同じく「コンフュージョン」や、1986年空前の大ヒット曲、ビザラブの愛称で今でも愛されるディスコミュージックの金字塔として決定付けた曲「ビザ−ルラブトライアングル」だったり、そして当時ペットショップボーイズと売り上げを競ったナンバーである「トゥルーフェイス」だったり、彼等のナンバーは非常にバラエティに富んでいる。

シーケンサーとシンセサイザーの機械的なリズムに、フッキ−のメロディーベースとバ?−の曖昧かつ哀愁漂わせるメロディが絡みつく。曲の印象としては、ベルベットアンダーグラウンドが80年代ディスコミュージック化したような、トータル的に聴いてそのような印象が伺われる。

全てが芸術性に富んでいる。そして、2005年の7/31のフジロックのグリーンステージでのとりも勤めあげ、2005年の夏に感動のステージを披露してくれた。そして2000年代に入り、「クリスタル」「クラフティー」等のようなジョイディビジョン以来のロックなナンバーも次々と生み出されていった。

時代の変化であろうか?ディスコミュージックのナンバーの数々は大切に保管され、今も20年前と変わららない形で排出され続ける。まさに温故知新を大切にしたがるアーティストは世界にそうそういないはず。ジョイディビジョンのナンバーも28年前と変わらない形で現代に排出される。成長しても色褪せないニューオーダーの時代のナンバーをぜひとも皆さんに堪能して頂きたいです。

その時代時代の風潮が一曲一曲に込められているアルバムです。そしてDISC2には新曲であり未発表曲である「turn」が収録されてる。部屋のインテリアとして、懐古な一夜のお友として、DJのサンプリングとして、いろんな視野から彼等の音楽は好まれる事であろう。

〜written by 音楽ライターつちのこ@リッケン
執筆依頼に関して


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