ナナナイン『CAKE;LAKE』アーティストレビュー


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「ん〜、やっぱナナにはこのまま変わらないでいてほしいなぁ。」 最近、ライブと言えばナナナインなワタシ。なんだか若くて、なんだかこっちまで笑顔になっちゃって、元気になっちゃう。そんな4人の24歳男子に、今、キンキキッズ以来のトキメキを覚えちゃってます。

 …でも、あれ?よくよく考えてみたら、『CAKE;LAKE』(メジャーデビュー後の1st.ミニアルバム)だけはあんまり聴いてないぞ?

 初めてこのミニアルバムを聴いたときの印象は、「(前回のアルバム)12E12よりも音が薄っぺらで、ロックじゃねーーー!」だったんだけど、聴き始めちゃったら、もう最後。あったかいナナワールドに引き込まれちゃいます。

大切な人を傷付けて、「いつだっておっきな優しさを 持てる心に」(LAKE)って思うことができたり、「眠れないのかい?僕がそばにいないと」(poh)なーんて、あまぁいボイス&フェイスで言ってみたり、私のような妄想少女は、その言葉だけでキュンキュンしちゃうのです。それに加えて、あのへタッピな演奏と、舌っ足らずのボーカル。未完成の美学とでも言うべきか、可愛くて仕方ない!唄ってる歌詞の内容は、ほんと些細なことで、「そこまで曲にしちゃう!?」って思うこともしばし。だけどそれが私の妄想を掻き立ててるんだろうな。

 このミニアルバムが出てからもう約10カ月という歳月が流れているのだけど、今聴いてもやっぱり新鮮!そんなに聴き込んでなかったからってのもあるけど、ナナは年とらないんだな。迷ってるときには迷いの唄を、楽しいときには楽しい唄を、ほんと一生懸命に唄う。楽器が下手でなんだ!唄がうまく唄えなくたっていいじゃないか!!要は届くか届かないかでしょ?ナナの曲は(このアルバムに限らず)ガッチリと胸を打つ。言いたいことがあって、想いがあるから唄うっていう、いちばん当たり前で、大事なことを知ってる。

 うん。やっぱりナナにはこれからもずっと素直であったかい、男の子でいてほしいな。どんなに演奏やボーカルがうまくなったとしても、いちばん大事な『伝える』って作業は忘れないでほしい。
 …なんてことを4人の24歳の男子、ナナナインに、キンキキッズとは全く違ったトキメキを覚えながら、思った。

〜written by 音楽ライターひめの☆裕子
執筆依頼に関して


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