長渕 剛アーティストレビュー


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苦しくて苦しくてたまらなかったあの日、気が狂いそうな程辛く泣き続けた夜、その度に剛の歌が僕を支えてくれ、僕に明日へ向かう勇気をくれた。剛の歌は、時に人を優しく包み込み、時に人が一番触れられたくない部分を引きずりだす。

 ここ最近、人間関係から、特に精神的に不安定な時期が続いていた。そして迎えた剛のライブ当日。今、剛にあえば、僕の心を激しくえぐられる事はわかっていた。

それでも会いたい、剛に会って全てをさらけだしたい。そして僕は、剛の優しさに感動して泣き、自分の無力さに悔しくて泣いてしまった。どれだけ拳を強く突き上げても、涙が止まらなかった。「僕はあとどれくらい苦しめばあなたのように強くなれるのですか?あなたのようになりたい」この日ほど、心から剛をうらやんだ日はなかった。

 アルバム「家族」のタイトル曲「家族」に歌われている「家族という船が行きすぎ 今孤独という魚になった」というフレーズ。年を重ねるごとに昔の仲間との価値観のズレを感じ始めていた剛が、家族までも離れた存在と感じてしまっているようで、あまりに切なすぎた。しかしそれでも最後には力強く家族を愛する事を歌っている。きれいごとではなく、本当の自分の気持ちとして。

 その懐の深さが、衰える事のない勢いの証であり、人を包み込める器そのものなんだろう。これほどの「壁」を乗り越えなければ、剛のようにはなれない、剛になる必要はないが剛のように強く行きたい私にとっては、もう少し先の話になりそうだ。

 p.s剛へ いつも感動をありがとう。あなたの歌は、あなたの魂そのものだと思っています。いつまでも、変わる事のない優しさで僕達を包んでください。

〜written by 音楽ライター奥野豊生
執筆依頼に関して


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