マイケル・シェンカー・アーティストレビュー


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数ヶ月前に買ったまま放置していたUFOの「ストレンジャー・イン・ザ・ナイト」をようやく聴いた。ブッ飛んだ、これが正直な感想である。こういうことを感じることは滅多にないのだが、ギターのあまりの凄さにそう感じざるをおえなかった。

 当時のUFOのギタリストは言わずと知れた、あのマイケル・シェンカーである。マイケルといえば、エドワード・ヴァン・へーレン、イングヴェイ・マルムスティーンと並ぶ、80年代を代表するギターヒーローの一人と称され、白黒のフライングVを変幻自在に操る姿から、ギターキッズたちからは神と呼ばれた。しかしその栄光の裏には、波乱万丈の人生があった。

 マイケルは兄ルドルフのバンド、スコーピオンズ、UFO、そして自身のバンド、マイケル・シェンカー・グループ(MSG)と有名バンドを渡り歩いたが、その間失踪を繰り返すなど奇行を繰り返し、精神的に参ってしまった時期があった。その苦難を乗り越え、現在MSGのフロントマンとして活動している。往年のスーパープレイは影を潜めてしまったが、神のオーラは健在である。

 マイケルの一世一代のプレイが聴ける前述のUFOの「ストレンジャー…」は全てのロックファンにとってのマスターピースであるが、私にとってのマイケルのマスターピースはMSG時代に発表した「飛翔伝説 MSG武道館ライヴ」である。これは一番マイケルが乗りに乗っていた時期の作品であり、武道館でのライヴ音源という点は非常に愛着が持てる。年季の入ったファンは、ファーストアルバムの「神(帰ってきたフライング・アロウ)」や「神話」がベストだと思っているに違いないが、私は断然このアルバムである。あのコージー・パウエルがドラムを叩いている時点で買いである(いかにコージーとマイケルが日本で人気があったのかが歓声で分かるのが面白い)。去年、最新リマスターのCDがリリースされているので、購入をお勧めする。

 最近のマイケルはと言うと、新作を発表し、ライブも積極的に行っているようだ。前回の来日が非常に好評だったので、プロモーターの方に大いに期待したい。神の完全復活もそう遠くはないだろう。

〜written by 音楽ライター北条我善
執筆依頼に関して


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