LUNA SEA アーティストレビュー【本音】

★LUNA SEA アーティストレビュー

「あなたには人生を変えられたアーティストがいますか？」

私はLUNA SEAというバンドに人生を変えられました。個人的な話になりますが、今から約10年ほど前のことUSENで流れていた彼らの楽曲「TRUE BLUE」に鳥肌が立ってしまったほどの衝撃を今でも鮮明に覚えています。先鋭的なヴィジュアルと力強く雄大な楽曲が私の胸を打ち抜きました。

ヴォーカリストのRYUICHIはソロ活動時“河村隆一”として日本中に名をとどろかせました。彼の持つ声量のスゴさと艶やかで伸びのある声、それはライブでも決して崩れることのない安定感があります。

ギタリストのSUGIZOは完璧主義者で作曲やアレンジ、ライブの曲順などでも一切の妥協を許さない。また彼が掻き鳴らすギターはまるで彼の魂の叫びのようでギターが体の一部と化しています。

美しさと説得力を合わせ持つ音色でLUNA SEAの心臓部を担うギタリストINORAN。彼は単音の魅力を最大限に発揮させるプレイをします。

ロックのもつポップさと力を提示し続けるべーシストJは、ロックのカッコ良さを頭ではなく感覚で捉えていることがライブを見ればわかります。

幼い頃に学んだ伝統芸能　“能”の精神性をドラムで表現するドラムス真矢。伝統と革新、一見相反する２つの精神を見事に調和させる彼のドラムは一言でいうと「柔」。

見た目も性格も音楽的趣味もバラバラな５人の男たちがバンドを１２年間続けてその中でさまざまな変化を遂げ、そして世の中に対して何かを提示し、何かを残す場所がなぜ　“LUNA SEA”　でなくてはならなかったのか？

その答えはきっと彼らが出す　“音”　の中にあります。

～written by　音楽ライター音亀
→執筆依頼に関して

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