笠原弘子アーティストレビュー


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 「笠原弘子」と言って、その顔がすぐに思い浮かぶあなた。なか なかのものだと思います。彼女の本職は声優。声のイメージが大事な職業なので、ほ とんどの声優は、顔を見せることはありません。しかし彼女は、歌手もしていて、 CDも何枚か出しています。


 彼女が声優として活躍した作品はかなりありま す。代表作として、「魔法騎士レイアース」、「けろけろちゃいむ」など他多数 (http://www.h4.dion.ne.jp/~zingate/kasaharahiroko.htm)。 また、「ロミオの青い空」では、主題歌「空へ…」も熱唱。「歌姫」と呼ばれる彼女 の、澄んだ歌声が、胸に響きます。

 なぜ、私が彼女の曲を聴くようになった か。それは、大学時代の恋人が好きな歌手だったから(笑)。でも、今でも彼女の曲 を聴くと、彼を思い出します。

 今回、ここで紹介する曲は、アルバム 「Siesta」に収録されている数曲。「Siesta」とは、スペイン語で「午 睡」を意味することは、皆さんもおわかりだと思います。その名の通り、南欧スペイ ンの、のんびりとした印象の中に、激しい情熱を感じられる曲です。この中から、私 が好きな曲を紹介します。

 「ろばの行く道」は、ギターの切ないイントロに始 まります。貧しい農村で、家族代々、水くみをしている少年の心を歌ったという印象 の曲。平和な、何不自由なく日本で暮らしている自分に対して、何かを投げかけてい るような感じがします。

 「荷馬車に揺られて」は前曲「ろばの行く道」とは対 照的な、聴いてるこっちまで心が弾むような、それでいて、祭りの何気ない風景を描 いた曲です。人が鈴なりに乗り込んだ馬車、踊る人々……。その様な風景が目に浮か んできます。

 「向日葵」は、暗いメロディーラインですが、恋する女性の心 情。澄んだ歌声は、特に高音部で目立ち、空に向かって高く伸びた向日葵を連想させ ます。自分は愛しているのに、相手に思うように愛されない、そんな女性の心を、向 日葵にのせて歌っています。

 「La follos(火祭り)」は、外国の街 角で、昔の知人に出会ったという曲です。薬指のリング、洗い立ての麻のシャツか ら、恋人がいることを知ったという、とても切ない曲です。その彼との間を、祭りへ 向かう人々が通り過ぎることで、更に切ない感じを受けます。

 以上、私のお気 に入りの曲を載せてみました。まだまだ、彼女の素敵な曲はたくさんあるので、ぜひ 聴いてみて欲しいと思います。  

〜written by 音楽ライター高村恵美
執筆依頼に関して


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