GARNET CROW 「水のない晴れた海へ」アルバムレビュー


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GARNET CROW。よく「名探偵コナン」の主題歌を発表 しており、今や着実にファンを増やしている男女4人組のアーティストである。今回は、私が彼らのファンとなったきっかけのアルバム「水のない晴れた海へ」を 紹介したいと思う。

 1曲目は「水のない晴れた海へ」。全体的に声や歌詞のトーンは 低め。中村由里の落ち着いたハスキーボイスが響く。ギターに重ねて、水音を表わす ようなピアノの音が美しく耳に残る。また、後半になるにつれて、ヴォーカル中村の 声がだんだん強くなることも、曲を印象的に仕上げている。

 2曲目は「君の家 に着くまでずっと走ってゆく」。曲調は明るいが、全体的に声のトーンは抑えられて いる。恋人を思う女性を歌い、優しい歌詞が印象的な曲である。

 3曲目は「夏 の幻」。「名探偵コナン」のエンディングテーマだった曲で、知っている人も多いだ ろう。最初から刻むようなギターとドラムが鳴り響く。すっきりと晴れた、夏の高い 空を思わせるさわやかな感じのする曲である。

 4曲目は「二人のロケット」。 イントロの出だしはピアノのソロで、落ち着いた印象を与える。しかし、サビはノリ が良く、ご機嫌な曲であり、同じ曲とは思えないほどの印象を持つ。

 5曲目は 「巡り来る春に」。全体的なトーンは暗め。映像がつくならば、暗闇に浮かぶ桜の木 をバックにして歌うような感じを受ける。別れの曲で、特にサビの部分の歌詞が印象 的に耳に残る。GARNET CROWの中でも、私の一押しの曲である。

 6 曲目は「HAPPY DAYS?」。前半メロディー部分はミディアムナンバーだ が、サビは多少アップテンポな曲である。曲調と歌詞は全体的に明るめ。サビが印象 的に耳に残る曲である。

 7曲目は「Misterious eyes」。これ も「名探偵コナン」のエンディングテーマだった曲である。ギターの音が初めからテ ンポ良く鳴り響き、それにドラムの音が重なる。ミディアムナンバーの曲で、「夏の 幻」同様、すっきりと晴れた夏の空を思わせる。

 8曲目は「Rythm」。ミ ディアムナンバーではあるが、全体的な印象は暗め。メロディー部分の切るような ショートトーンとは対照的に、サビの部分はロングトーンを取り入れている。ラスト のサビに入る前はエコーがかかり、美しい仕上がりである。

 9曲目は 「Holding you,and swinging」。バラードの出だしで、時 折入るドラムの音と手拍子が、中村由里の澄んだ声を印象的なものにしている。

 10曲目は「flying」。前半の曲調はバラード。しかしサビに入ると、アッ プテンポに変わる。ドラムの音が印象的に響く1曲であり、最後の「最後に力強く私 を抱いて 眠らせて」というフレーズが印象的。

 11曲目は「千以上の言葉を 並べても」。歌詞は優しい女性をほうふつとさせる。曲全体のトーンも明るめであ る。曲名の「千以上の言葉を並べても」という歌詞が「なるほど」と思われる。それ は「語りつくせないものもあるよ」というフレーズに集約されている。

 12曲 目は「wonder land」。ショートトーンのメロディー部分とは対照的うに ロングトーンのサビが印象的である。澄んだ声は耳に残り、きれいなメロディーライ ンである。

 13曲目は「夏の幻」のシークレットアレンジである。3曲目のも のとは少し違う。3曲目はギターのイントロに始まるが、シークレットアレンジで は、キーボードにドラムが重なる出だしである。「近づいてくる至福のときは」の部 分は、このシークレットアレンジの方が耳に残るような感じを受ける。

 少しでもこのアルバムの魅力をわかっていただけたであろうか?  彼らの曲は最近ではカラオケでも入っているので、ぜひ歌ってみてほしい。

〜written by 音楽ライター芹澤 綾
執筆依頼に関して


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