絢香ayaka「三日月」楽曲レビュー【本音】

★絢香ayaka「三日月」楽曲レビュー

ドラマの主題歌として「I believe」で鮮烈のデビューを果たした絢香。初めて歌声を聴いたとき、心の中から湧き出る‘ソウル’を感じた。上手く歌おうとか、いい曲に聞かせようなんて気持ちはこれっぽっちもないくらい真っ直ぐに歌い、聞くものに感情をぶつけてくる。

デビュー前からファンの間では有名だった隠れた名曲「三日月」 4枚目のシングルとしてリリースされ、デイリーチャート１位を獲得。 CMとのタイアップも相まって、サビのフレーズを聞いただけで思わず気になるメロディー。

大阪からデビューの為に上京し、大切な人と離れ離れになることを予感して書いたという歌詞が、そのメロディーの切なさを一層強くしているように感じた。

そして、満月でもなく、半月でもない、三日月の細く頼りない形状がさらに離れ離れになってしまう寂しさを強調している。夢を追いかけるということは、何かを手放さなくてはならない。家族や友達、大切な人との何気ない時間。住み慣れた街、通いなれた道。

そんなもの達から離れてしまうけれど、月や空はつなっがっているから・・・携帯電話やメールで簡単につながることは出来る世の中でも心と心をつなぐ何か大切なものを思い出させてくれた。今は離れているけど、心がつなっがっている大切な誰かを思いながら聴いて欲しい曲です。

～written by　音楽ライターmeg
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