◆「HISTORY OF ANARCHY /
アナーキー」解説 〜
アナーキーとは1981年にデビューした国鉄服がトレードマークの超過激なパンクバンドです。何が凄いかというと国鉄服という独特の危ないルックスのインパクトもありますが、とにかくアナーキーの凄さはその『歌詞』にありましたね。歌詞というよりはもう毒づいてるといってもいいですw レコ倫に引っ掛かるのは当たり前、パンクロックを通り越してもうほとんど左翼的な不良ロックと言ってもいいかな。とにかく過激な主張を毒づいて叩きつけるっちゅう感じ。(でも演奏はかなりしっかりしてんだよね〜)
当時同時代にちょうどツッパリブームで横浜銀蝿が大人気を誇っていましたが、同じ不良ロックと言ってもアナーキーはもう不良の度合いを超えてましたね。アナーキー親衛隊も当時居たんだけど、ツッパリ系ファッションのやつらより見た目が危なかったしね。ホント何するかわからんという雰囲気持ってましたもん。(このビデオにも映ってますよ)
パンクファンだけではなく不良少年達からも大人気を誇ったアナーキーですが、1985年までは精力的に活動したんですがギターのマリが傷害事件で逮捕され活動を休止。。。 アナーキーはその後残った4人のメンバーで1986年「ザ・ロック・バンド」と改名し再始動。が、アルバム2枚発表後自然消滅。
その後仲野茂は仲野茂バンドを結成、藤沼伸一は舞士を結成し活躍して、1994年一夜限りの復活ということでアナーキーが遂に再結成されました!(このライブ映像もビデオ収録されてます) まぁそれから一夜限りのはずが何回も結成ライブが行われ、遂にドラマーをWRENCHの名越藤丸に交代してアナーキーが正式に再結成されたわけですよ。
そしてアルバム『ディンゴ』が発売・・・打ち込みシンセを全面的にフューチャーしたデジタルパンクでブッ飛んでしまいましたが、かなりイイ感じで新生アナーキーをアピールできたんじゃないかな。まぁ昔のファンは抵抗あっただろうけどね。うんで2001年まで活動し再びアナーキーは活動を休止してしまいました。でもこのビデオには古き良き80年代前半のアナーキーの姿がこれでもかと映っているので、ビデオ見ながら一緒に社会に毒づいてやろうぜ!!
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