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◆「Vision Formula / TWO-MIX」解説
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〜ビデオインナーより〜
●CGアート作品ビデオ集＋スペシャルCD
●TWO-MIX: Shiina Nagano & Minami Takayama
Produced, Arranged, Composed, Written & Performed by
TWO-MIX
【第1章 BEAT OF DESTINY】
対極の世界、過去と未来、そのどちらでもあってどちらでもない場所・・・それは時空間・・・
その時空間に迷い込み、現実と想像の両方の世界に閉じこめられてしまった二人、永野椎菜と高山みなみ。
二人の肉体は時空間の中でデジタル化されていく、高圧線と激しいパルスが二人の頭のイメージを文字化していく、文字化されていくのは対極の世界「過去と未来」「空と海」「月と太陽」そして「本当と嘘」・・・
そしてそこにはBEATが流れていた。
今、二人の前に時空を抜け出すための扉が開かれる。扉の向こうの世界は2XXX年の都市、二人は乗り物とドラゴンと化し未来の街をさまよい飛び続ける。二人の目はレーダーの様にこの惑星の出口を探すがどこにもみつからない。
出口などありはしないと気づいた二人は傷ついた翼を広げて限りない宇宙へ羽ばたく。遥かなる夢をのせて・・・
しかし、永野椎菜と高山みなみは時空間を逆戻りさせられる。たどり着いたのは19XX年の過去の世界。そこには理想などとは程遠い荒廃した地球だった。人々は自分たちが築き上げた文明を破壊し、偶像の中の神々をもあらし、すべてを見失っていた。だが、自然だけはそんな事とは関係なく昔も今も生き続けている。川、海、森、鳥達・・・
【第2章 TIME DISTORTION】
宇宙の目から見える世界に強引につれていかれた二人、永野椎菜と高山みなみ。
荒れ果てた大地とは違い宇宙は何も変わらない。変わってしまったのは人間がつくった世界だけ・・・。二人は気づく「人の世界を唯一救えるのは愛だけかもしれない」
TIME AND TIME AGAIN, TIME FOR LOVE AGAIN
二人は時間を逆行させてみる。そこには永遠に変わらない人間の世界などあるのだろうか?
それでも街は静かに時を刻み、叉、同じ一秒を進めていく。
【第3章 T・R・Y -RETURN TO
YOURSLF-】
争いや傷つけあう日々・・・
人間の社会は恐ろしい目で他人を見ている。ノイズの走ったきたない目で見ている。
同じ痛みを感じている・・・
動物たちはただその実態を見つめている。男と女が人を作り、その人がきたない未来をつくる。みんな同じ痛みを感じている。
人々は思う「昨日より素敵に生きたい」そう、美しい未来をつくるのも人間だけなのだ・・・だが
【第4章 JUST COMMUNICATION】
満員電車に乗り、イスとりゲームの日々。同じもので身をまとい、同じシステムで強制的に同じ所へ向かう機械達。
行き着く先は海底という仕事場・・・
海底の中では、永野椎菜と高山みなみの二人が深い眠りについていた。
【第5章 SUMMER PLANET No.1】
海底で深い眠りについていた永野椎菜と高山みなみ。
海には変わらない自然がある。波打つ鼓動、焼け付く午後、遥かな地平線。そこには多くのイルカが住んでいた。イルカは人の心を知り、なぐさめ、力を与えることが出来るという「言葉なんていらない鮮やかな瞬間」。
幻想的なパワーがカプセルの中で眠りについた二人を起こし、新たなる世界へ旅だたせるのであった。
【第6章 LIVING DAYLIGHTS】
目覚めた二人は、大空に飛行機に乗ってはばたいていく。
鳥が舞い、広大な空の中、美しい雲々をかきわけて二人は期待を胸に飛び続ける。
「今を生きている意味は分からないけど、分かってきた」
そして、時空間のトンネルを見つけだす。
【第7章 LOVE REVOLUTION】
時空のトンネル、それはデジタル化されたトンネル。電子が行き来するトンネル、光の中、そこには何もない。そしていろいろなものが見えてくる。
「出会いから始めれば、なくす物はない
全ての悲しみを まっすぐに見つめていこう
求める事に傷つき 信じる事に迷い
だけど綺麗な青春なんていらない・・・」
そこには一つのキーワードがあった。それは愛する事「LOVE
REVOLUTION」
【第8章 RHYTHM EMOTION】
過去から未来への変化、それは文明の変化である。しかし変わらなかったものがある・・・
それは人を愛する気持ち、可愛いものを可愛いと思う気持ち、大切なものを大切と思う気持ち。幻想的な少女がそれを教えてくれる。
「もう 傷ついてもいい 瞳をそらさず 熱く激しく 生きていたい」
【第9章 TRUTH -A GREAT DETECTIVE
OF LOVE- 】
そんな大切なものを見出した二人は2XXX年、ライブを行おうと曲をつくる。
今まで見出した真実を伝えるために・・・
ライブ会場に向かう二人、ビルの屋上でのライブ。
しかし、そんな真実を歌う彼ら、真実を抱きしめる彼らは、世の中に認められず追われる事になる。争いが二人を拒むのであった。
【第10章 RHYTHM GENERATION】
なぜ人は争うのか?
未来は最新のメカを作り、戦争を始めてしまった。そこに理由はあるのだろうか?
「自由自在 自分次第 素直に 生きていくしかない この時代を」
【第11章 WHITE REFLECTION】
それは静かだった地球をけがす争い、悲しみや苦しみを振り切るようにはばたく若者達。
熱く理想を重ねて過ちを恐れずに求め会う青春若者達は戦いの為、正義のため、自分の星を捨て戦いに向かうのであった。
【第12章 BODY MAKES STREAM】
全宇宙を巻き込んだ戦いが始まった。
「絶望の壁を つらぬく風」
人類の歴史は戦いの歴史でもあった。しかしそれは荒廃を招くだけだ。
「絶望の壁を つらぬく風」
人々は自分の臣の血をまもるために・・・
それは本当に正しいのだろうか・・・・
【第13章 TRUE NAVIGATION】
それはゲーム的な戦い、デジタルな戦い・・・光の戦い。そしてそこには光のトンネルがあった。道は一つ、真実の案内。光のトンネルを進む、まぶしい未来にたどりつくまで。
その中には人々の日常の言葉が溢れていた。
その向こうに本当の時空間の出口があった。
【第14章 LAST IMPRESSION】
「傷ついた翼を広げて 羽ばたく宇宙 限界のない 夢を描く 遥か・・・」
時空間から抜け出した永野椎菜と高山みなみ。
そこには何があったのか・・・
それは見るものの心の中にある・・・
(STORY BY HIDE INOUE)
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