◆「Practical Joke
〜「ワルフザケ」ってことにしといてくれよ /
宝塚歌劇(月組)」解説 〜
▽ビデオインナーより
●2001年3月19日(16:00公演)
シアター・ドラマシティにて収録
『一人でいながら孤独じゃない、やくざっぽくてラフな男でありながら粗野じゃない、ともすれば優しささえ期待してしまいそうな、そんな繊細さもかんじさせる・・・。
華やかな映画界の裏側に生きるトラブルバスター、ドイル・ウエンズワースはそんな男である・・・。
'60年代ハリウッドに渦巻くさまざまな人間模様を、真琴つばさを中心とする個性溢れる月組アンサンブルがお贈りします!
』
【Story】
1960年代のアメリカ・ハリウッド。華やかな映画の世界の裏では様々な人間模様が錯綜し、当然スキャンダルや揉め事がつきもの。そんな様々なトラブルを内々に処理し、世間に知られる前に闇に葬る、それがドイル・ウエンズワースの任務である。今日も彼は、ハリウッド久々の歴史映画の制作発表を兼ねたパーティー会場、カリビアンクラブへ来ていた。主演の人気俳優デイビッドの女性問題を片付けてきたのだ。アクションがウリのデイビッドだが、実際は女にだらしがなく、マネージャーのジェレミーに甘やかされ放題のトラブルメーカーである。会場には監督のピエール、ドイルの雇い主サンダンス、デイビッドの相手役の新人女優カレン、演技事務のカトリーヌらが来ていた。ドイルの今回の任務はこの映画を無事にクランクアップさせることである。これが終わったら、ドイルは当面の休みを取るつもりだった。
ところが、ある日、映画のロケ先のパリでまたしてもデイビッドが問題を起こしてしまった。カレンと出かけたクラブでチンピラのマウロに怪我を負わされたのだ。ドイルは事件の揉み消しのため早速パリへ向かう。空港でドイルは先日のパーティーで知り合った記者のジルにばったりと出くわした。映画の取材のネタ探しに夢中のジルに辟易していたドイルは嫌な予感を覚える。ジルもこれからパリへ向かいデイビッドの取材をするのだと言う。ドイルはその場をごまかし、なんとかジルを言いくるめた。
デイビッドの怪我の件を巡って、ドイルとジルの攻防戦が始まった。ジルはドイルを追っかけ回すうちに、いつしか彼に惹かれていく。だが、ドイルにはジルの気持ちに応えられない理由があった・・・。
【Main Music Number】
<第一幕>
Bruca Manigua
Anglo-cubano
De Camino A La Verede
バッド・チェーン
ドイルの唄
Paris Canaille(パリ野郎)
Le Marchand de Bonheur(幸福を売る男)
Mauvais Garcon(ろくでなし)
幻のように
<第二幕>
プレス・プレッシャー
ウェーブ
ペイン・オブ・ラブ
Veinte Anos
【Main Cast】
ドイル・ウエンズワース(映画界のトラブル・バスター)・・・真琴つばさ
ジル・サザーランド(ライター)・・・檀れい
ママ・ローサ(カリビアン・クラブのママ)・・・矢代 鴻
ジェレミー・アッテンボロー(デイビッドのマネージャー)・・・夏河ゆら
サンダンス(ドイルの雇い主)/ビットリオ(マフィアのドン)・・・嘉月絵理
ジンジャー(サンダンスの秘書)/アンヌ(ホテルのフロント係)・・・那津乃
咲
キャシー(ジルの友人)・・・鈴奈美央
ピエール・フランソワ(映画監督)・・・汐美真帆
マウロ・カダローラ(ビットリオファミリーの一員)・・・霧矢大夢
デイビッド・バクスター(映画俳優)・・・大和悠河
カレン・ロバーツ(新人女優)・・・西條三恵
カトリーヌ・ロエベ(演技事務)・・・叶 千佳
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