◆「nothingness to Revolution FILM
/ ダイ・イン・クライズ」解説
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このビデオクリップ「「nothingness to Revolution
FILM」は非常にアート性が高いものとなっていますね。実はこの作品、名義は「ダイ・イン・クライズ」となってはいますが、まだバンド結成以前のKyoソロ・プロジェクトとして制作されたものなんですよ。つまりKyoがデランジェ解散後、「ダイ・イン・クライズ」構想の手始めに発表したのがこの映像作品なのですね。もちろんまだメジャー契約前で、デンジャークルーからインディーズ盤として発表されました。そのため非常にマニアックな方向性となっていて、Kyoの世界観がそのまま表現された「アート」と呼ぶに相応しい作品を楽しむことができます。たぶんメジャーからこのような作品を発表することは無理でしょう。商業主義に乗らなければ、ここまでパーソナルな世界を突き詰められるのかと感心してしまいますね!
Kyoとは伝説のバンド「デランジェ」のボーカリストとして絶大な人気を獲得し、その後この「ダイ・イン・クライズ」でもメジャーに進出してまたもや人気爆発!! その後ソロシンガー、そしてBUGを結成して活躍していますが、もはやカリスマの域にまで達していますね。ちなみに「デランジェ」の前に在籍していたバンドは、あの「X
JAPAN」のhideが率いていた「サーベル・タイガー」なのですよ。だからボーカル歴がかなり長く、現在は実力派ロック・ボーカリストに成長していますね。
さて、まだバンド編成でスタートする前段階で制作されたこの幻の(そう言っても過言ではない)ビデオ作品・・・その中には一体何が刻み込まれているのであろうか!? そしてKyoはこの作品で何を表現したかったのであろうか!? それはその目で確かめてください・・・
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