◆「MINOTAUR ミノタウロス /
電気グルーブ」解説 〜
この電気グルーブは1997年リリースの「Shangri-La」で大ヒットを飛ばし、一躍日本でその名を轟かせましたが、実はそれ以前からドイツ等でCDが発売されるほどの人気ぶりで「テクノ界」ではかなり名の通った存在だったのですぞ! 電気グルーブのメジャーデビューは1991年2月1日で、これがなんと小室哲也率いる「TMN」とのカップリングによるデビューシングル「RHYTHM
RED BEAT
BLACK」だったのだ!! しかもこの曲がオリコン初登場第2位を記録!!
しかし発売当時は小室哲也の「TMN」という名だけが異様に目立っていたような気がしますね(笑) まぁ電気グルーブはまだド新人だったのでこれはしょうがないでしょう。一方のTMNが爆発的人気を獲得していた時代ですからね。
電気グルーブは1989年4月にボーカル&シンセの石野卓球と、ボーカル&パフォーマンスのピエール瀧を中心に結成されました。当時のメンバーは他にも高橋0777、耳夫、DJ・K太、
吉沢という不定期参加の人達もいましたが、あくまでも中心となっていたのは石野と瀧の二人です。そして翌年の1990年6月28日にインディーズ・レーベル「SSE」から、アルバム「662
BPM by
DG」をリリースし新宿ロフトでレコ発! このライヴからCMJKが新たに加入し、メジャーデビュー時のメンバーが揃ったわけですね。ちなみに前出の高橋0777、耳夫、DJ・K太、
吉沢はデビュー前までに全て、自主脱退&強制脱退となってしまいました(笑)
そしてCMJKもメジャーデビュー後の1991年6月6日に脱退してしまい、直後に正式メンバーとして砂原(マリン)が電気グルーブに加わりました。ちなみにCMJKは後に元M-ageのメンバーと新ユニット「コンフュージョン」を結成し人気を集めましたね。
ここで石野、瀧、砂原という電気グルーブが長年に渡って活動するメンバーが揃ったわけです。もちろんこのビデオ「MINOTAUR
ミノタウロス」もこの3人でライブやっていますよ!
電気グルーブはコミカルな歌詞とコミカルなステージングが人気を呼んでいたわけなのですが、音楽の方はというと、これがかなりマジメに取り組んでいるんですよね〜。ボーカルで笑い取っていますが、サウンドはバリバリの王道テクノをやっていますよ! キックの音一つとっても、かなりこだわって作り込んでいますよ。TR909、TR808、TB303の定番マシーンを中心に、サンプラー、シンセなどを多数使って電気グルーブ・サウンドを作り上げていると思われます。
電グル・サウンドはハード・フロアをかなり熱くさせるのではないでしょうか! 海外でも高く評価されていますよ、歌詞とサウンドのギャップがかなり激しいんだけどね(笑)
このビデオ「MINOTAUR
ミノタウロス」は電気グルーブ初のライブビデオであり、アルバム未発表曲「アルファベットでB.A.S.S!」も含まれています。また収録のクリップ「カフェ・ド・鬼」が、国際ハイビジョンコンクール最優秀賞を受賞したのですぞ!! そんな電気グルーブのハイパーなダンスサウンドで、今夜は朝まで踊らにゃ損!!
損!!
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