◆「MACABRE 〜TOUR 00-01 /
ディル・アン・グレイ」解説
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〜ビデオにインクルードされているインナーより〜
『2000年9月9日 ツアー初日終了後、ボーカル京の急病によるツアー延期・・・。
そして復活から最終公演までのドラマの一部始終がこのビデオに捉えられている。
Dir en grey
5人の真実のツアー密着ドキュメント映像である。』
地獄からの帰還・・・。それは、誰一人として予期せぬトラブルだった。2000年9月9日、"TOUR
00-01 MACABRE"
初日のハーモニーホール座間公演。この日、入魂のセカンド・アルバム「MACABRE」リリース前にも関わらず、その深遠な世界観をいきなり叩きつけるという衝撃のライヴ・パフォーマンスで我々のド肝を抜いたDir
en
grey。しかし、後日彼らの所属マネージメントから発表された信じられないステージメントに、我々は再び激震することになる。京の突発性難聴によるツアー延期・・・。ドラマのポイントは、間違いなくこのアクシデントに集約されている。復活祭たるスタンディング・ツアーへと至るまでの空白期間に、彼らが自身を問い続け、五人五様の葛藤を抱いたことは想像に難しくない。結果、Dir
en grey
の活動スタイルをも、揺るがすトラブルを乗り越え、まさに地獄からステージへと帰還を果たした彼らの姿は、見違えるほど逞しく成長していた。目に見えるヴィジュアルの変貌はもちろん、それ以上に劇的だったのは、過去最高スコアを弾き出したバンドとしての一体感であり、それによって生み出される怒濤のテンションであり、有無を言わさぬ説得力であった。演出云々よりも、5人の強烈な存在感や表現力が凄まじく際立っていたという紛れもない事実。それを証明するが如く、目の前に浮かび上がってくる
"Dir en greyの存在理由"
ともいえる印象的なシーンの数々。間違いなく彼らには、自らが表現したいヴィジョンが明確に見えていたはずだ。そしてそれは、恐ろしいまでに感動的な色彩を帯びていたのだった・・・。
膨大な量に及んだであろうフィルムから厳選されたこのビデオ・テープには、その一部始終が克明に捉えられている。より強固になっていく5人の結束力と、Dir
en grey
という名の運命共同体が描き出す至上の感動を刻み込んだ正真正銘、真実のツアー密着ドキュメント映像である。
●Dir en grey:
Vocal 京 / Guitar 薫 / Guitar Die/ Guitar
Bass Toshiya / Drums Shinya
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