◆「GAUZE -62045- /
ディル・アン・グレイ」解説
〜
本格派ヴィジュアル系として1999年に元X
JAPANのヨシキのプロデュースにより、シングル3枚同時リリースで鮮烈のデビューを飾ったディル・アン・グレイのクリップ集です。
このディル・アン・グレイというバンドに対して個人的に言わせてもらうと、音楽性も高くバンドの方向性も明確でしっかりとしたヴィジョンを持ったかなり良いバンドです! ヴィジュアル系やお化粧系としては正当派のルーツを持っていますよ。耽美で美しいではなく、混沌としたカオス的なオドロオドロしい世界観を音楽とヴィジュアルで表現しきっていますね。古くは80年代のオートモッドやマダム・エドワルダ、90年代は初期の黒夢から引き継がれたヴィジュアル系の正当派ですね。まぁボーカルの京は元々黒夢のローディーやってたほどですから、凄く影響を受けているのではないでしょうか。初期インディーズ時代の黒夢とディル・アン・グレイの方向性は似ていますからね。
そして京はボーカリストしてはかなりの実力派ですね。歌唱力と声質、表現力はヴィジュアル系の中では逸品級ではないかな。ステージ・パフォーマンスもイイ物持ってるよね。そして他のメンバーも含めルックス的にも良いから、マニアック過ぎる音楽をやっていても人気爆発するのが分かりますよ。
デビュー当時ミュージック・ステーション出演時のステージアクトも凄かったよね。まるでお化け屋敷というか妖怪屋敷のような不気味すぎるセットで狂気的パフォーマンスを繰り広げました。なんか子供が怖がってテレビ局に苦情が殺到したと聞いたよ。でもそれが彼らディル・アン・グレイの音楽とヴィジュアルで表現する世界観なんだからしょうがないよ(笑) まぁポップな曲もやってんだけどさ、あえてテレビ出演時に超トンデモない曲を持ってくるところも彼らの魅力だよね。
ではディル・アン・グレイの圧倒的説得力で迫り来る狂気を宿った暗黒世界を、今宵どうぞ存分に御堪能ください! 脳細胞が分裂し出す感覚が味わえるかも・・・。
●Dir en grey
京: Vocal
薫: Guitar
Die: Guitar
Toshiya: Bass
Shinya: Drums
|