◆「全部このままで /
ジュン・スカイ・ウォーカーズ」解説
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懐かしいな〜、ジュン・スカイ・ウォーカーズ!! なんせ原宿歩行者天国でストリートライブをやってる時から知ってましたからね。あれはまだジュンスカ・デビュー前の1987年初頭の頃です。この年の8月29日にインディーズからミニアルバム「J
(S)
W」を発表し一躍人気バンドになりましたが、原宿歩行者天国でやっていた頃はまだそれほど人気もなかったですね。まだバンドブームの前でしたから。十数人のファンの女の子達と、歩行者が立ち止まって見ていたという感じでした。
この頃のメンバーというのはまだベースの寺岡呼人が加入する前で、ボーカル宮田和弥、ギター森純太、ベース伊藤毅、ドラム小林雅之という1980年結成時のメンバー4人でやってましたね。全員革ジャンでもろパンクファション、宮田和弥はスターリン・遠藤ミチロウのメイクをしていて怖い印象でした(笑) しかし外見はこんな感じでしたが、やっている曲のメロディーは凄く耳に残りましたよ。一回聴けば覚えるようなキャッチーな曲ばかりで、いい曲やってるな〜と当時正直思いました。ただ宮田和弥のメイクにだいぶ違和感があったので、1年後メジャーデビューして人気爆発するとは思いも寄らなかったですね(笑)
ジュン・スカイ・ウォーカーズはインディーズの頃、ジギーやGDフリッカーズと共に「バッドボーイズ・ロック」系と呼ばれていたのですが、メジャーデビュー直後からはポゴやケンジ&ザ・トリップス等と共に「ビートパンク」と名付けられましたね。まあこのジャンルというのは音楽雑誌などのマスコミが勝手に付けるんですけどね。
「ビートパンク」とはその名の通り、ビートの効いたメロディアスなパンクロックのことです。今で言う「メロコア」ですね。いつの間にか呼び名が変わってしまいましたが、この二つはまったく同じジャンルですよ。
初期のジュン・スカイ・ウォーカーズはその名の通りパンクでしたね。パンク以外の何ものでもないという感じ。その熱いメッセージは心を震わせますよ! メジャーへ行ってアイドル的な売り方をされましたが、基本的に彼らにはパンクの熱い血が流れています。インディーズ盤、ファースト、セカンドは本当によく聴きましたね。パンキッシュな「MY
GENERATION」が一番ジュンスカの曲の中で好きだったな。今聴いても心を熱くさせてくれるぜ!!
この3曲入りビデオ「全部このままで」にはプロモビデオ、ホコ天も含めたライブ映像が収録されており、短いですがかなりオイシイ内容となっていますよ。ジュンスカの熱いメッセージも受け止めてください! ブルーハーツ好きな人にもお勧めの一本です!!
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