◆「月が一番近づいた夜 /
シオン」解説 〜
好きです、シオン! やっぱいいよね、彼の歌の数々は心に深く浸みますよ。デビュー当時から聴いてますが今でも大ファンです! 高校の時ファースト聴きましたが一発でヤラれましたね。「街は今日も雨さ」とか「Sorry
Baby」とか、もう全ての楽曲に心震わす何かがありましたね。当時ストリート・ロック好きだったんだけど(今でもね)、シオンの曲っていうのはストリート・ブルースとでも言おうかな、まさにそんな感じ、聴いてるとスッゴク落ち着きます。当時シオンがデビューしたての頃っていうのは、客にパンクスが多かったというのも納得いきますよ。激しい曲なんてほとんどやらないんだけどね。社会に冷たくされているロクデナシ達が聴くとさ、彼の歌ってやっぱ慰められますよ、癒されますよ。。。
ま、オレ自身も当時からパンクスやってたからさ、ロッカーやってたからさ、うん、分かるよね。この現代の社会システムっちゅうのは、『夢』を追ってたり、ちょっと人と違ったりするヤツらに対してはすっごく冷たいんだよね。ブルーハーツの名曲「終わらない歌」に、『キチガイ扱いされた日々♪』という歌詞があるんだけど、あれホント、まさにホント、でかい夢持って人と違う道を歩んでると本当に社会でそういう扱いされるから。体験したから言えるんだけどさ、チクショー(笑)
そんな愛すべきロクデナシ達にとってシオンっていうのは凄く慰められるんだよね。このビデオには1993年12月3日渋谷公会堂で行われた「I
DON'T LIKE MYSELF TOUR」の模様が
収録されていますが、ぜひそんなヤツらには聴いて欲しいよな。戦士の休息だよ。で、このライブにはスペシャル・プレイヤーとして、リチャード・ヘル&ヴォイドイズやルー・リード・バンド等で活躍したあのロバート・クワインがギターとして参加しているんですよ! 凄いでしょ。うん、彼のプレイ、やっぱイイよ〜。
社会のレールからはみ出したっていいじゃん、みんなと同じじゃなくたっていいじゃん。自分の夢に思いっきりブツかって行って負けそうになった時、泣きそうになった時、そんな時はシオンの歌が君を癒してくれるんだから。今日は戦士の休息、酒でも飲んでシオン聴きながら休も。そして明日からまた頑張ろうや、な!
VOCAL/ SION
GUITAR/ 松田文、ロバート・クワイン
BASS/ 早川岳晴
DRUMS/ 新井田耕造
PERCUSSION/ 三沢泉
KEYBOARDS/ 中山努
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