◆「VIDEO THRILL SHOW /
シスターズ・ノー・フューチャー」解説
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シスターズ・ノー・フューチャーとは、「カラー」のダイナマイト・トミーと「かまいたち」のクレイジー・デインジャ・ナンシー・ケンちゃんとで結成された、ハチャメチャメチャメチャ超過激スーパーユニットです。こうとしかもう説明のしようがありませんね(笑) とにかく普通じゃないんですよ。これは音楽をやるユニットというよりは、パフォーマンス・ユニットと言った方が近いでしょう。(でもサウンドもカッコいいですよ〜!
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ではどういったライブを行ったかを、ザザーッと順を追って説明しましょう!
1992.12.18 インクスティック鈴江ファクトリー「CO2酸欠炸裂GIG」
1992.01.12 原宿歩行者天国「絨毯爆撃ダイブGIG」
1992.02.16 クラブチッタ川崎「モーゼの十戒十字架丸太GIG」
1992.05.03 新宿アルタ・バルコニー「爆薬轟音中空GIG」
1992.07.14 クラブチッタ川崎「巨大プール激突鮮血デスマッチGIG」
1992.08.17 新潟ジャンクボックス「ゲテモノグロテスクGIG」
いやいやもうライブの名称見ただけで、とんでもないということがお分かり頂けるのではないでしょうか(笑) これらが実際ビデオに収められているのですが、シスターズ・ノー・フューチャーはマジでホントにトンデモないっすよ!
そして今度はビデオにインクルードされているインナーからの詳細をお届けしましょう。
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★SISTER'S NO
FUTURE活動年表
- 91年10月某日 -
旧遊でるCOLORのDYNAMITE
TOMMYと、元かまいたちのドラマーであり、リーダーだったCRAZY
DANGER NANCY
KEN-CHANの2人が、長年の構想であった究極のパフォーマンス・バンドを結成すべく立ち上がり、ここにシスターズ・ノー・フューチャーが誕生する。
-91年12月18日-
インクスティック鈴江ファクトリーにてFIRST
GIG「Co2
酸欠炸裂GIG」を敢行。満員のお客さんがひしめく中、2人はCo2
ぶちまけまくりの壮絶なライブを決行。彼らの斬新なサウンドと、上半身裸で抱き合うビジュアライズされたステージング、そして怒号渦巻く場内の熱狂により、失神者多数続出。2人は早くも伝説の一歩を踏み出した。
また、この日、C.D.N.KEN-CHANのドラムに設定された小さな豚のアクセサリーが、その後の彼らの物語の序章を告げていたとは、その時点では誰も気づかなかった。
-92年1月12日-
代々木歩行者天国にて「絨毯爆撃ダイブGIG」と題した、ストリート・ゲリラ・ライブを敢行!
事前の報告が殆どなかったにも関わらず2000人を越すファンが集結。シスターズ・ノー・フューチャーの2人はと言えば、会場に用意されたステージに、シスターズ・ノー・フューチャーの文字が染め抜かれた白衣と、烏マスクを身につけさっそうと登場するや、Co2ぶちまけ&メガホンがなりたて、及びダイブ敢行の身体を張った錯乱のパフォーマンスを展開。たった5分のステージで、歩行者天国を阿鼻叫喚の地獄へと落とし込んでいった。またこの日、C.D.N.KEN-CHANは、自らぶちまけたCo2によって、左手に全治2週間の勝戦の傷を負う。
-92年1月21日-
シスターズ・ノー・フューチャー、FIRST SOUND
PAFORMANCEとして、シングル「SONIC BEAT(日本語バージョン) /
SOFT TOUCH」を発売する。
また、2人が上半身裸で抱き合ったジャケットが話題騒然となり、大勢のファンの間で様々な物議を醸し出す。
-92年2月16日-
川崎クラブチッタにてシスターズ・ノー・フューチャー、SECOND
GIGを敢行。
客席の中央に花道を作り、暴れまくりながら登場したり、ステージ上に小さな豚を施した丸太で十字架を作ったりの奇抜なステージ演出を施した彼ら。この「モーゼの十戎十字架丸太GIG」と題された本ライブで、2人はお馴染みのCo2ぶちまけの圧倒的なステージングを展開。
この日、詰めかけた大勢のファンの子らも、彼らの常軌を逸した行動に唖然とす。
-92年2月21日-
シスターズ・ノー・フューチャー、SECOND SOUND
PAFORMANCEとして、ファーストアルバム「SISTER'S NO FUTURE 1
〜DEMONSTRATION〜」を発売。その時代を先取った斬新なフューチャリズム・サウンドに、早耳通の業界人も茫然自失の衝撃を受ける。
また同時に、FIRST VISUAL PAFORMANCEとして、シングル「SONIC
BEAT」を中心としたビデオ「HUMAN
FICTION」を発売。その神がかったパフォーミング映像ストーリーに、彼らの壮大な構想と、常識を越えた発想の異常さを発見。そのホラームービーまがいの映像に、失神する人まで登場したほどだ。
-92年2月25日-
シスターズ・ノー・フューチャー、THIRD
PAFORMANCEの一環として、写真集「SISTER'S NO FUTURE
3」(ワニブック刊)を発売。これまでの2人のイメージとは全くかけ離れたスタイルや、上半身裸で抱き合う姿、C.D.N.KEN-CHANのオールヌード、DYNAMAITE-TOMMYナイフ・パフォーミング・フォト、そして2人のレントゲンによる頭蓋骨写真等々、ショッキングなフォトを多数掲載。ファンの間でも、彼らの異常なるフォト・パフォーマンスに、壮絶な物議を醸し出す。
-92年5月3日-
新宿アルタ2F特設ステージにて「爆薬轟音中空GIG」なるストリート・ゲリラ・ライブ第2弾を敢行!!!!!
これまた殆どの告知がないにも関わらず、5000人を越すファンが新宿アルタ前の路上や公園はろか、駅構内まで占拠。なにせ警官まで登場するほどの異常なパニック状態であったほどである。
シスターズ・ノー・フューチャーと言えば、Co2,テープ弾、巨大風船、バクチク、煙幕等を派手に駆使し、新宿の一角を一気に狂喜
& 狂気のスタジアムへと変えてしまった。
-92年7月14日-
川崎クラブチッタにて、THIRD STAGE
PAFORMANCEとして、彼らは音楽業界初の試みとも言うべき、川崎クラブチッタの客席中央に豚の鮮血で真っ赤に染まった水を湛えた巨大プールを設置したGIGを敢行!!!!!
「巨大プール激突鮮血デスマッチGIG」と題されたこのGIGに於いて、2人はたっぷりと鮮血水を湛えたプールの中で、血まみれになりながら熱唱。しかもステージ後半には、プール内から幾本もの巨大なCo2
のシャワーが吹き上がったり、テープ弾が無数に飛び交ったりの、ドリーミングなステージ演出を施したシスターズ・ノー・フューチャー。しかも当の2人は、まるで映画の1セットのようなパフォーミング・ステージの中で、マシンガン型のCo2銃をブッ放しまくったりと、全身鮮血水まみれになりながら、檻の中の猛獣の如く暴れまくり、しかもラストには突然、ステージ後方より現れたジェイソン軍団にC.D.N.KEN-CHANが叩きのめされ、棺桶に拉致されて連れていかれるという、まるで映画の1シーンのようなステージが次々と展開。これぞシスターズ・ノー・フューチャー
ならではという空前絶後のパフォーミングを彼らは繰り広げてくれた。
-92年7月21日-
シスターズ・ノー・フューチャー、THIRD SOUND
PAFORMANCEとして、シングル「SO, SO LONG MY HONEY SO LONG/
HEAVEN TO
HEAVEN」を発売。スラッシュ、グランジ等の斬新なるサウンドを組み込んだ彼らパフォーミング・サウンドは、確実に時代の先端を走っており、世界でも充分通じる音として、海外のインディーズマニアからも熱狂的な私事を受ける。
-92年8月17日-
シスターズ・ノー・フューチャー、FOURTH STAGE
PAFORMANCEとして、新潟JUNK
BOXにて「ゲテモノグロテスクGIG」を展開。ブルーのビニールで真空パックした場内でSISTER'S
NO
FUTUREの2人は、自身のフューチャリズム・サウンドにノセながら、パイや豆腐、ケーキ、豚の生首等々を次々と客席に叩きつける。ありとあらゆる汚物が飛び交うステージに、観客は逃げ場を失い、ドロドロのグチャグチャ状態。果ては観客も2人に向かって汚物を投げつけるなどの、通常のステージとは違った、観客参加のドロドロ変態パフォーマンスを敢行。そんな通常のライブの常識をブッ飛ばした、観客参加型のGIGを展開する所に、彼らのもう一つの魅力があると言えようか。
-92年10月21日-
シスターズ・ノー・フューチャー、FOURTH SOUND
PAFORMANCEとして2ndフルアルバム「THRILL
SHOW」と、3rdシングル「俺達に明日はない/
BLUE」を発売。スラッシュ、ハードコア、アシッドジャズ、フォークテクノロック、インダストリアル・ジャンク・ボディ、フューチャリズム歌謡ロック等々、一つのジャンルに形骸化する事のない、様々なジャンルのサウンドを1枚の中で展開。まさにパフォーマンス・アーティストとての真骨頂を、このアルバムの中でも彼らは見事に提示してくれた。
また同時に、これまでのシスターズ・ノー・フューチャーのあらゆるパフォーマンスの模様を収録した、活動集大成
PAFORMING VIDEO「VIDEO THRILL
SHOW」を発売。まさにこの1本でシスターズ・ノー・フューチャーの活動の歴史が掌握出来てしまう作品として、これまで彼らのパフォーマンスを見る事の出来なかった人達においては貴重な作品として、そして、あまりにもの衝撃的な映像の数々によって、ホラー映画以上のグロテスクな作品として評価を浴びている。
-92年某月某日-
果たして次なるパフォーマンスは、いかなる壮絶なものになるのだろうか。あなたもシスターズ・ノー・フューチャーのパフォーマンスを見逃してはいけない。
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このビデオを見る人は、あまりのブッ飛びライブ超刺激的映像によって「暴れ出す」かも知れないので、くれぐれも十分にご注意くださいね!! まさにビデオ・スリルショー!!
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