◆「GOTHIC NIGHT」解説
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●ビデオインナーより
『JUDITH』
聖蝋(VO) LE MORT(G) 綾乃(B)
ユーディットは既にバンドの枠を越えて、聖蝋の感覚、内省的世界を"ゴシック"というキーワードを媒介に独自の手法によって表現することを目的としている。呪術的で毒々しく、悲哀・憂いを感じさせるステージは、見るものを圧倒し、陰鬱なオカルト的空間を作り上げる。
『JUBILEE』
YUKI(VO) SADIE(G) KAZZ(B)
80年代ゴシック・サウンドを実にピュアな形で今に具現化しているジュビリー。一種独特のその気怠さは眠りの浅い夢世界に引きずり込み、哀愁を伴ったそのメロディーは、ノスタルジックに響き渡る。また、荒削りな面も見られるが、それだけに伺い知れぬ可能性を秘めていると言えよう。
『GILLE' LOVES』
LUCIFER LUSCIOUS VIOLENOE(VO)
GARDIE(G) SYLVAIN ASHWORTH(B・・・SUPPORT)
※ジル・ラヴズの出演シーンのみ、バンド側の意向により、セルフ・プロディースとなっております。
活動歴は長く、途中ブランクもあったが、今に至って愈々頭角を現し始めたジル・ラヴズ。"聖と邪悪"等、相対性の狭間に生ずる歪みを引きずりだし、その痛みすら表現したいというルシファー。薔薇に包まれ、歌うルシファーには、もはや貫禄さえ感じてしまう
。
『JESOMENA』
YUKI(VO) UNI(G) 聖蝋(KEY)
当初ジェルソミーナは、終末色を全面に押し出した、ゴジック・テイストの強いバンドであったが、打ち込み導入後は、ゴジックのみに留まらず、ボディー・ビートやテクノ・ハウス的手法を取り入れる等、多様な変化を遂げるに至った。5年間にも及ぶ活動も、愈々終焉、本作品への参加を以って終止符を打つこととなる。
『NEUROTIC DOLL』
NEU!(VO) YUKINO(G) LUIS(B) ZIR(DR) FRY(KEY)
ニウロティック・ドールと言えば、その10年もの長きに渡る一貫した活動姿勢には敬服すべきものがある。幾度ものメンバー・チェンジを経つつも、時代に流されることもなく、自らのスタイル、美学を固持し続けてきた。その宗教色の濃い、退廃的サウンドは海外にても紹介されるなど、内外の評価も高い。
『GENET』
日本のロック史上に数々の伝説を残し、80年代のインディーズ・シーンに一大ムーヴメントを巻き起こした"オート・モッド"。そのフロント・マンであったジュネは、今尚数多くのバンドに影響力を有し、ジャンルを越えた幅広い層から熱狂的な支持を仰いでいる。その完璧なステージ、超越的な存在・・・彼こそは本物、誰しもが認める真の"カリスマ"である。
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