◆「Welcome Home!! / 麗蘭」解説
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渋いっす、麗蘭!! 1991年にRCサクセションの仲井戸麗市とストリート・スライダーズの土屋公平(蘭丸)が結成した、ビックリするようなスペシャル豪華ユニットがこの麗蘭です。一目瞭然ですが、二人の名前から取ったユニット名です(笑)
仲井戸&蘭丸のブルージーなアコースティックギター、そしてウッドベース(早川岳晴)とパーカッション(鈴木裕文)という編成で、極上のブルースを演奏していますぜ。言うまでもなく麗&蘭は日本ロックシーンで大きな評価を得たバンドですので、アメリカ発祥のブルースとはいっても、そこには日本独特の味わいがありますよ。仲井戸麗市がメインボーカルを取り歌いまくっているのが、凄く新鮮に感じますね。清志郎のバックでギターを渋く弾くイメージが強いので、これだけ主役として堂々と違和感なくメインに出て歌っているから、「おいおい、どうなっちゃったの?」といった印象を受けますよ(笑)
そして土屋公平と仲井戸麗市の濃いSEXのようにねっちょりするように絡み合うギターも必聴もんですね。冴え渡る蘭丸のカッティングとヘビが這うようなソロワーク、仲井戸のブルージーなアコースティック・ギターが絶妙にミックスされて新種のブルースを創り出しています! こりゃ部屋暗くしてウィスキー片手に見たら聴いたら、もう最高の雰囲気!! 今まで経験したことのないような最高に気持ちイイ酔いが味わえるね〜。たまりません。。。
このスペシャルユニット「麗蘭」ですが、当時二人とも超人気バンドに所属していたこともあって、1枚のアルバムリリースと1回のツアーで終了する予定だったんですよ。でもあまりにも大きな反響ともう一度見たいという声援で、RCとスライダーズのスケジュールの合間にもう一度ツアーをなんとか敢行することになりました。1993年にその時のライブ・アルバムがリリースされていますヨ。オリジナル・アルバムの方は一枚だけという非常に貴重な物となっております。もちろんこのビデオも超貴重、ファンなら狂喜する内容です。ライブ収録の場所は京都の老舗ライブハウス『磔磔
(Taku
Taku)』という、ホント渋すぎるセッティング!! スタッフ偉い!! この場所が「麗蘭」のイメージ、魅力を倍加させていますわ。
では「麗蘭」の最高にブルージーな最高のライブビデオで、今宵酒でも飲みながら朝が来るまで夜を泳ぎ続けてください!
『Live at 磔磔 (Taku Taku)』
●麗蘭:
仲井戸麗市(Vo, G)
土屋公平(G, Vo)
早川岳晴(Bass)
鈴木裕文(Per)
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