BANG! 〜LIVE & VIDEO CLIPS / リディアン・モード

■ビデオ収録曲
1.オープニング
2.翼 〜ビデオ・クリップ〜
3.TOKYO 10 DAYS
CLUB CIRCUIT DIGEST 〜DAN-GUN〜
TOKYO 9 DAYS & OSAKA 1 DAY
4.TOKYO 10 DAYS FINAL
at HIBIYA YAGAI DAI ONGAKUDO
5.キラキラ キセキ
6.RUN
7.世界が終わる瞬間
8.ONE
9.素晴らしい明日に向かって
10.キラキラ キセキ 〜ビデオ・クリップ〜
11.エンディング Journey 〜時の彼方へ〜
12.Kiss

■発売元・Sony Records
■1996年発売
■収録時間59分
■定価4,800円
■種別・ライブ&クリップ

◆「BANG! 〜LIVE & VIDEO CLIPS / リディアン・モード」解説 〜

〜ビデオインナーより〜

　何年か前、産業的なロックミュージックに否定的な4人組が目黒鹿鳴館で産業的なpopミュージックを笑顔でPLAYしていた。いかにも売れ線な曲を淡々と演奏する姿が僕には嘘っぽく映った。彼等は「リディアン・モード」と名乗り、ロックスターを目指しているようだった。僕にはあまり理解できなかった。
　メンバーと始めて会った時、彼等は好青年と不良を両立させた骨太なPUNKSだった。そして僕は、彼等の人間性に興味をもった。当時「自由にやって欲しい」それが僕の願いだった。1stシングル「目の前の絶望を愛して」を聞いたとき、僕は願いが叶ったと思い嬉しくなった。
　僕の仕事はTOURのプロデュースである。アーティストの聞かせどころをパフォーマンスの力をかりて、オーディエンスを満足させる。そこでメンバーのキャラクターという物を、きっちり感じとらせる場を作るのである。通常、そこでアーティストとマネージメントとの意見の相違がついてまわる。
　しかし、このCOOLなくわえタバコの4人組は、僕の出したプランにNOと言ったことはなかった。それはたとえば、東京10DAYSライヴ・3000人の握手会等々。なぜなら、僕の第一印象は見事に外れ、彼等はライブパフォーマンスを一番愛し、場所や戦略的コンサートビジネスに興味はなく、与えられた場所でPLAYを楽しむだけ。
　そう、ただそれだけなのである。僕のプランでだしたPARCO駐車場でのゲリラライブを見て、僕は「そうだったのか」とすぐに気づき反省した。
　彼等は、ROCKとかPOPSとかのカテゴリーはどうでも良く、その時の感性を重要視し、決して迎合しない本当の意味での「ARTIST」であり「ROCKER」なのだ。
　彼等は、最近のアーティストの中では希少価値なものである。そんな彼等ならではのLIVE。当然必見で希少価値なものだ。

●リディアン・モード:
SHINYA SAKAUCHI - SHINYA: Vocal-
HIROYUKI YOTSUKURA -YUHTO: Guitar&Cho-
MASAYUKI SETO -TAR: Bass&Cho-
SHUNICHI TAGUCHI -TAGU: Drums&Cho-