◆「Smash the wall /
ガスタンク」解説 〜
ガスタンクといえば1999年オリジナルメンバーで待望の復活ライブを行いましたが、このバンドは知る人ぞ知る伝説のバンドなんです。「伝説のバンド」度数はかなり高いですよ〜(笑) 80年代中盤のインディーズ・ブームの頃に出現以来、人気を爆裂させましたね。この系統の音楽性でこれだけの人気を獲得したのは、ガスタンクが日本で初めてなんです。本当ですよ、オレはリアルタイムに聴いて来たので、これは確実にそうなんです。ガスタンクがいなければ、その後に頭角を現してくる「エックス」や「デッドエンド」の存在はもしかしたら無かったかもしれません!! そう言っても過言ではありませんよ、なぜならガスタンクがそういったデスメタル系のシーンを世に広く認識させたからです。なんてったってメジャーで活躍していたから、世間の認知度が違いますよ。もう一度言いますよ、ガスタンクが存在していたからこそ、ヨシキ率いる「エックス」のような過激バンドも世に出て来られたのです! または出て来やすくなったと言った方が正しいかもしれない。とにかくガスタンクは日本ロック史において重要な位置を占めるバンドです!!
ガスタンクは1983年元エクスキュート(このバンドも知る人ぞ知る伝説のハードコアバンドなんだな)のBAKIとBABYによって結成され、1988年12月渋谷公会堂の解散ライブをもって6年余りに渡った怒濤の活動に終止符を打つ。
メンバーはボーカル・BAKI、ギター・TATSU、ベース・BABY、ドラム・PAZZの凄腕揃いで、音楽性はハードコアを基本としているが、パンク、ハードロック、デスメタル、プログレッシブなどの幅広いジャンルの要素を含んだ、独自の音楽性を築き上げている。ガスタンク自体が一つのジャンルと言っても過言ではありません。オリジナリティーはホント凄いです!
こういった幅広い音楽性だから、パンク系ファンにもメタル系ファンにも愛されたという・・・これは当時としては画期的でしたね。なぜなら80年代中盤の日本のロックシーンというのは、リスナーも含めてパンクとメタルの対立が凄かったからです(笑) あの頃というのはお互い軽蔑しあってましたからね〜(笑) これ本当ですよ。パンクを聴くやつは絶対メタルを聴かない、メタルを聴くやつは絶対パンクを聴かない、ファッションもお互い毛嫌いしていたという(笑)最悪の状況でした。(何でだったんでしょうね〜、今思うと不思議です)
でもその垣根を取り払ったのがガスタンクだったのです。当時パンク系だと認識されていたガスタンクが、いきなりハードロック・メタル系の老舗音楽雑誌「ロッキンf」の表紙を飾ったのですからね〜、ビックリしましたよホント! だってそれまでは「DOLL」なんかのパンク系雑誌ばかりに載っていましたから・・・・・そんな当時としては考えられないことが起こったのです! ちなみにオレは当時パンク系が好きだったから、この「事件」はかなりショックでした(苦笑)
まあでもね、それほど評価されたバンドなんですよ、ガスタンクというのは。1987年にアメリカ、ヨーロッパ・デビューも果たしましたが、海外に出してもじゅうぶん通用する音楽性を持っています。演奏力、表現力、そしてライブ力、どれも全てにおいて一流ですね。ロックバンドに大切なカリスマ性も備えています。ガスタンクは爆発的に売れはしなかったけど、今でも根強いファンが多いという事実が、超一流バンドであった証拠ではないでしょうか。オレも大好きです。
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