◆「private ALIEN / kyo」解説
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このKyoと言えば、かなりのキャリアを積んだ若きベテラン・ボーカリストですね。Kyoのこれまでたどったバンド遍歴は、はっきり言って凄いです! まずこれから追っていきましょう。
最初のバンドは80年代横須賀で活躍していた「サーベルタイガー」というメタルバンドです。このバンドはなんとなんと、あのX
JAPANの「hide」が率いていたバンドなんです。2001年にはこの「サーベルタイガー」のビデオも発売されましたね。そしてその後加入したのが、これもまた伝説の凄いバンド「デランジェ」なんですよ。現クレイズの瀧川一郎と同じく菊池哲が在籍していましたね。この「デランジェ」はメジャーに進出し、同系統の音楽性のバクチクと人気を二分していました。当時のバンドの勢いは凄かったですよ〜、ライブ動員がどんどんどんどん増えていきましたからね。しかしデランジェは1990年10月28日の日比谷野音ライブをもって突如解散!!(2007年復活)) その後Kyoは1991年に元マッドカプセルマーケッツのギター・室姫深、元ジキルのドラマー・ユキヒロ(今ラルクでドラムやってるよ!)、ベースにスタジオミュージシャンであったタカシと共に、新バンド「ダイ・イン・クライズ」を結成!! このバンドもかなりの人気を獲得しましたが、1995年7月2日に惜しまれつつ解散する。
その後Kyoはソロ活動に突入し現在に至っているのですが、正確に言えばソロ活動自体は「ダイ・イン・クライズ」時代から行っていましたね。(ダイ・イン・クライズ終盤はメンバー各自がソロに走り、それがバンドの解散を招いたと言われます)
このKyoですが、特にソロになってからはボーカル技術が格段に向上しましたね。いやホントに! 凄く魅力的なボーカリストに変身を遂げましたよ。はっきり言うと「デランジェ」の頃というのは、ボーカルはかなりヤバかったんですよ(笑) これ以上言うのはやめよう・・・(苦笑)
でもまあダイ・イン・クライズで活動しだした頃から、それまでシャウト系で押していた彼のボーカルに凄く深みが増しましたね。その後のソロ活動に至ってはもう完成されたものになっています。このビデオでも魅力的なボーカリスト・Kyoの歌世界が深く味わえますよ。素敵な映像も交えられ、カッコいいの一言です!
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