◆「GOOD LUCK
〜FINAL LIVE
VIDEO〜 /
ケンジ・アンド・ザ・トリップス」解説
〜
このヒデオはケンジ・アンド・ザ・トリップスの日比谷野外音楽堂での解散ライブを収めたものです。あの初期の名曲「.裏切りのうた」も最後にやってくれて、ヒデオを見終わった後の満足感は最高のものとなっていますね。昔からのファンには堪らないでしょう!
まぁケンジ・アンド・ザ・トリップスは1993年に復活して現在も活動しているのですが、バンドの全盛期は間違いなく80年代なんですよ。歴史を振り返ってみますと、1983年にボーカルのケンジが単身札幌から上京し活動を開始。シングル「レオスター8」を引っさげての東京殴り込みでしたから、最初っからインディーズ・シーンで爆発人気を獲得してましたね。あの頃の勢いはマジで凄かったですよ。当時のケンジ人気はパンク界初のアイドル(笑)とまで言われたルックスの良さも手伝っていたのでしょう。めきめきとインディーズ・シーンで頭角を表してきました。
そして1987年バンド「ケンジ・アンド・ザ・トリップス」としてメジャーデビュー!! デビュー時のメンバーはボーカル・ケンジ、ギターは佐野ちゃん、ベースはジュン・グレイ、ドラムはシンイチローという布陣。その後ベースが上田ケンジにチェンジし、ジュン・グレイは「バッド・メサイア」へ。ギターも一時期佐野が抜け、ヘルプとして「Jiaen」のギタリスト米村(いいギター弾くんだよね)が加わったりとメジャー後もかなりメンバーの入れ替わりが激しかったですね。でもこれインディー時代からなんだよね(笑) メンバー取った取られたで「ポゴ」なんかとかなり揉めてましたね。そういえばドラムは一時期「ブランキー・ジェット・シティ」の中村達也も叩いてたよ!
そして「DIANA」「BOY'S COLOR」「LOVE VACATION「BRAVO
JOHNNYは今夜もHAPPY」をシングルとして、「FROM RABBIT
HOUSE」「LIVE 1987.4.19」「SWEET
DREAMS,BABY」「SEX,C」「KANGAROO」をアルバムとしてリリースし1989年に解散したわけです。その間ケンジのソロとしてシングル「LOVE
YOU」もリリースされましたね。
ではこの日比谷野音解散ライブでのケントリ最後のメンバー布陣をお教えしましょう! ボーカルはもちろんケンジ、ギターは出戻り佐野トシキ、ベースは上田ケンジ、ドラムはシンイチローという最強(?)のラインナップです。
解散後のメンバーの動向もお伝えしましょう。ケンジがソロ、佐野ちゃんは元ルースターズ・大江慎也のバックバンド「ONES」へ、上ケンとシンイチローは「ピロウズ」結成とみなさんそれぞれ活発に活動され始めましたね。
まぁ1993年にケントリは再結成されるんですけど、やはりこの1989年の解散ライブがケントリ全盛期の集大成だと思います。雨の野音がまた劇的なんだよね、これは伝説の解散ライブとなったかな(笑)
スピーディーで激しいリズム、攻撃的なボイスでストレートに表現されたポッブなパンクロック!! 君もそんなケントリ・サウンドではじけてみないかい?
|