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GLAY ONE LOVE in 北京 〜日中国交正常化三十周年特別記念コンサート/ LIVE&DOCUMENT / グレイ |
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◆「GLAY ONE LOVE in 北京
〜日中国交正常化三十周年特別記念コンサート/
LIVE&DOCUMENT / グレイ」解説
〜 『2002年10月13日北京工人体育場に、35,000人以上の観客を集めて行われた、日中国交正常化三十周年特別記念コンサート。 10月13日の午後6時過ぎ、僕は北京工人体育場のスタンド席からアリーナ席を見下ろしていた。アリーナ席をぐるりと取り囲むように整然と配置された公安の制服警官。それは、ONE LOVEを提唱するGLAYのライヴ会場に威圧的な多数の制服警官、という好対照な風景だった。ライヴは、まさに音という空気の波動が、人の身体の内部に深く浸透するものであることを示すかのように、徐々にだが確かに工人体育場に集まったオーディエンス35000人ひとりひとりに伝わっていった。特に中盤のセットリストと演奏が素晴らしく、「航海」のイントロが演奏されたときは鳥肌が立った。アンコールはなし、ラスト・ナンバーの「I'm in Love」を演奏する前に、TERUが「手紙を書いてきました」と言って、北京語で朗読した。途中、"伝わってないかな"と思うと、もう1回そのセンテンスを繰り返すTERUに、GLAYの4人の原風景を感じたのは、おそらく僕だけではなかったはずだ。小さな愛のようなものがゆっくりと確かめられやがて伝わっていくさまを描いた感のある「I'm in Love」は、北京工人体育場でも"日本と同じ感じを伴って"拡がっていった。公演前に、あれほどその存在が視界に入っていた公安の制服警官も、もはやまったく気にならなくなっていた。それは、GLAYの音楽が引き起こした"視界の変化"であったように思う。言い換えれば、GLAYの音楽には、そうした何かを融和させる力があるのだとも言えよう。そのことを示しえたことが、記念すべき北京公演の大きな功績ではないだろうか。終演後の記者会見でTAKUROは「今回のコンサートは、簡単な言葉で言ってしまえば"始まり"なのかな、と自分たちは考えます」と発言した。10月13日が確実な第1歩となるのは、2歩目、3歩目があってこそのことだと言外に含まれているのだと思う。少なくとも、これからバンドを続けていく理由の在りかが工人体育場のステージにあったことは事実である。その日、見た目にはオープニングの「GLOBAL COMMUNICATION」からオーディエンスは立ち上がり、一気に盛り上がったかのようにみえたのであるが、そこには日本からやってきてくれたファンの後押しも大いにあっただろうし、仮にそれを差し引いたとして、ステージから働き掛ける楽曲、パフォーマンス、MC・・・それらが少しずつ浸透していく、伝わっていく感覚が持てたということが、新鮮で大切なことだと思った。僕は、その感覚の根底にGLAYの、おそらくはバンド結成時からの意識<連結への希求、止まず>があるのだと思う。どんなオーディエンスであれ、そこに向かう連結への希求があれば、GLAYはGLAYでいられると思う。それが判ったのが2002年10月13日、明瞭な"はじめの一歩"だった。
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