◆「幻覚アレルギ-スペシャル
〜ロッキンf VIDEO MAGAZINE ZETA CHARACTERS
増刊号〜」解説
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幻覚アレルギーとは「かまいたち」解散後、そのボーカルであったシーナとギターのガジーが組んだノイジーでハードなサウンドを持つバンドです。「かまいたち」時代とはうって変わって非常に凝ったサウンドになっていますね。カッコいいですよ!
洋楽で言えば「ミニストリー」や「ラード」などの、インダストリアル・メタル系に強く影響受けてますね。楽曲の完成度も凄く高いです。これはおそらく幻覚アレルギーのサポートベーシストである、元ベルゼルブ・TETSUのプロデュース能力ではないでしょうか。彼は幻覚結成以来ずっと、メンバーのようにバンドに携わっていている影の実力者ですからね。ちなみにベルゼルブとはブラックサバスをルーツとするデスメタル系バンドであり、当時インディーズではかなりの実力者でしたよ。CDも発売されていましたが92年3月に惜しくもベルゼルブ解散。
まあでも幻覚アレルギーはTETSUの影響もあるでしょうが、シーナとガジーもかまいたち時代からかなり実力を上げていますね。シーナの声を変幻自在に操るシャウトボーカルは冴え渡っていますし、カジーも単なるロックンロール・ギタリストから脱皮し表現力豊かなギターを奏でています。
このロッキンfのビデオ「幻覚アレルギースペシャル」は、1992年5月にフリーウィルレコードより発売されたファーストアルバム「MOUTH
TO
MOUHT」からの曲を中心に演奏されいます。下記曲リストを参照してください。
★MOUTH TO MOUHT /
幻覚アレルギー
92.5リリース 発売元・FREE
WILL
01 SPEEDアレルギー
02 QUICK&DEAD
03 CHAMELEON BLUES POP
04 MORE DEEP
05 MERRY-GO-ROUND
06チョコレート
この頃はまだ幻覚アレルギーはインディーズ・バンドとして活動していましたね。でもかまいたちが解散したばかりということで、このビデオに映ってるライブでの客のノリは凄いですよ〜。かまいたちファンが全て流れてきたような熱気がありますね。
またライブシーンだけでなく、危なくてカッコいいビデオクリップや、その頃行われたツアーでの熱狂ライブシーンが盛り込まれており、十分過ぎるほどの内容となっていますね。
クレイジーでありノイジーな幻覚アレルギーの音世界を、その派手なメンバーの映像と共に堪能すれば、狂気と狂喜が芽生えてくるかも・・・。
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