◆「GAY,INDIVIDUAL,SOCIAL MEAN /
ギズム」解説 〜
このビデオは通し番号が打ってある、ギズムの超貴重限定版ビデオです。中身の方はギズムの昔のライブ映像も収められており、たいへん興味深いものになっていますね〜。もちろん90年以降のライブも押さえられており、早い話がストーリービデオと言ったところかな? いやいや違うな。凝ったイメージ映像も多数散りばめられているから、これはギズムの集大成的なビデオでしょう! またこれが凶暴な映像なんだな(笑) ボーカル・横山サケビは相変わらず恐いですね〜(苦笑)
さてここで、この伝説化しているカリスマ・ハードコアバンド「ギズム」についての説明を致しましょう!!
ギズムのオリジナルメンバー構成はボーカルの横山サケビ、ギターのランディ内田、ベース・クラウディ、ドラム・マリオの凶暴な(苦笑)4人で、デビューライブは1981年東大学友会主催赤門ギグであり、90年代中盤まで活動してたのでバンドの歴史は凄く長いです。しかし全盛期はやはり80年代前半ですね。通常のライブハウス以外の場所でも凶暴なライブを展開し、全国にその名をとどろかせていましたよ。まさにハードコア・パンク界に「ギズム」有り!! 日本ロック史に間違いなくその名は刻み込まれています。
音楽性と方向性がアナーキー&バイオレンスというスローガンを一貫とするギズムの活動は、ノイズ、ハードコア、メタルパンクと徐々に変換してきたが、そのポリシーは人間に対する「憎悪」という一点に収束されていますね。バンドサウンド自体も「唸り」中心で怖さを売りにしていますが、ライブ時のパフォーマンスも怖いんですよ〜(苦笑) 横山がライブ中ステージ下に降りてきたら、これは絶対注意が必要です。つかまれば殺されます(ウソです)。でもただじゃ済まないでしょう(笑)
まぁこのへんの80年代前半というのは、ハードコアバンドが一つの大きなムーブメントでしたね。ギズムだけではなくラフィンノーズ、エクスキュート、カムズ、ガーゼ、あぶらだこ等々が暴れ回っていましたから。当時十代半ばくらいだったオレは、パンク雑誌「ドール」なんかを見て「怖いヤツらだな〜」とか思っていましたもん(笑) その後このハードコアムーブメントが、あの80年代中盤に大きく盛り上がった「インディーズ・ブーム」へとつながって行くんですよ。
そう言えばラフィンのチャーミーとギズム横山は、この頃一緒に名前がちょっと思い出せないんだけどパンク雑誌を発行していましたね。すぐ廃刊になりましたが、2号目位からは横山中心の記事作りになり、これがまた気持ち悪くなるほどの凶暴ネタ満載でしたよ(苦笑) 横山サケビ・・・何やってもこの方向性になるんですね(笑)
でも彼はかなりの凝り性で、音楽、ライブパフォーマンス、雑誌作り、ビデオ映像制作に至るまで、全てに於いて「アーティスト」としての凄い才能を持っています!! そんな横山サケビ率いる「ギズム」の映像をどうぞ御堪能してください!! 貴重品過ぎます!!
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