◆「CASIOPEA LIVE /
カシオペア」解説 〜
●ビデオインナーより〜
本当にお待たせしました。カシオペア初のライヴ・ビデオが遂に発売となりました。日本はもとより、ロンドンでも、コペンハーゲンでも、オランダでも、香港でも、カシオペアの圧倒的なライヴの魅力にとりつかれた若者が世界中に急増しています。象徴的な例が、今年のヨーロッパ・ツアーにおけるコペンハーゲンでの野外コンサートでしょう。昨年1,500人だった観客が、何と今年はその10倍の15,000人。これはおそらく日本人が海外で行った単独コンサートにおける、最高の観客動員数だと思われます。又、伝統的なノースシー・ジャズ・フェスティバルでも、リー・リトナー、エラ・フィッツジェラルド、ボブ・ジェームスといった並いる大スターを押しのけて、フェスティバルの大トリを務めるという快挙。昨年に続いて満場総立ち、耳をつんざく拍手・歓声の中で、今年も3回のアンコールという驚異的な大成功を収めたのでした。
日本でもここ数年、彼らのコンサートの切符の売れゆきは凄いものがあります。特に東京、大阪といった大都市では、発売日にほとんどが売り切れてしまうといった具合で、一人でも多くの人に見ていただきたいと願うメンバー及びスタッフの、うれしいやら、申し訳ないやらの困った顔が見えてきそうです。
そうした状況だけに、このライヴ・ビデオの登場は多くのファンの人々にとって、本当に待望久しいものだったと思います。もちろん本当のコンサートの熱気やパワーを100%伝えることは不可能ですが、逆に客席からでは知ることのできない細かい演奏テクニックや、時折見せるメンバー同士のユーモラスな表情など、まずはこのバンドの魅力が余すところなく伝えられていると言えるでしょう。
収録は1985年4月27日。東京の両国国技館で行われたコンサート。あいにくの雨模様ながら、昼すぎには当日券を求める人々の列が印象的でした。そしていよいよ我らがカシオペアの登場です。彼らのコンサートを見たことのある方、どうぞあの時の興奮を思い出しながら楽しんで下さい。そして不幸にしてまだ見たことのない方。これがうわさのカシオペアです。そしてどうかぜひ一度ライヴに足を運んでみてください。ビデオでは見られない様々なハプニングが待っていますよ。
さあそれでは素敵なカシオペア・ワールドのはじまりです。最後までごゆっくりお楽しみ下さい。
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