キャプテンニッポン武道館 / コブラ

■ビデオ収録曲
前説
1.ON THE STREET
2.Oi Oi モンキー・ブルース
3.RUSTY KNIFE
4.若さとギャランティー
5.LIFE WAR
6.CAPTAIN NIPPON
7.WE GOT THE POWER
8.オレたち
9.あの娘はエイリアン
10.NEVER GIVE UP
11.C'mon in Oi
12.やっちまえ!POPSTAR
13.BALLAD OF COBRA
14.TOKIO RIOT
15.Everybody Messed Up
16.WORST MUSIC
17.WE ARE THE CHAMPION
18.Oi TONIGHT
19.Oi Oi Oi

■発売元・ポニーキャニオン
■1991年発売
■収録時間75分
■定価3,900円
■種別・ライブ

◆「キャプテンニッポン武道館 / コブラ」解説 〜

　コブラは1999年に復活してヨースコー、ナオキ、ヨシローの3ピースバンドとしてバリバリやってましたね。ヨースコーがベース弾きながら歌っているのもすごく新鮮でした。その後ヨシローが脱退、ナオキが新バンドSA結成と脱退が相次ぎましたがヨースコーはいまだコブラとして暴れまくっています!!

　さてこの1991年に発売されたコブラの「キャプテンニッポン武道館」ビデオは、コブラ人気全盛時代の1991年1月7日・日本武道館ライブを完全ノーカットで収めたものです。完全ノーカットとはいっても別に裏ビデオっぽいものじゃぜんぜんないですよ〜(笑)　メンバー全員素っ裸でのライブを撮ったものだったらシャレになりませんからね(笑)
　えっとですね、このライブビデオはですね、編集を一切していないライブの最初から最後まで「そのまま」収めたものなんですよ。だから1991年1月7日コブラ日本武道館公演全てが、MCも曲も含め丸ごと入っています。いわばコブラのライブをそのまま真空パックにしてしまったビデオですね。だからいつこのライブビデオを見ても、まるで1991年1月7日コブラのライブに時空を超えてタイムスリップできるのです!!　・・・まぁタイムスリップは大げさかもしれません(笑)　でもバーチャルにコブラ武道館ライブを体験できることは確実です。
　当時のコブラのメンバー構成はボーカル・ヨースコー、ギター・ナオキ、ベース・ポン、ドラム・キーヤンの4人で、ナオキとポンはラフィンノーズからの移籍組です。メジャデビュー前までのバンドの歴史も長いので、ここでコブラの歴史を振り返ってみましょう!!

★コブラ・ヒストリー

1982年、中学時代の同級生ヨースコーとナオキにより大阪で結成される。
1983年、ラフィン主催の「AAレコード」より、シングル「BREAK OUT」をリリース!!
1984年、オムニバス「ハードコア不法集会」に参加。その後ナオキがラフィンノーズへ加入しコブラ脱退。新メンバーでセカンドシングル「1984」をリリース!!
1986年、シングル「WRONG AWAY」と12インチシングル「STRANGERS」をリリース!!
1987年、コブラ活動休止。
1989年、ナオキとポンがラフィンノーズを脱退しコブラに加入!!　10月21日に京都「磔磔」にて復活ライブを行い、「NEVER GIVE UP」としてビデオリリース。12月18日には大阪御堂会館でライブを行う。
1990年2月13、14日大阪御堂会館2デイズライブ、3月30日渋公ライブ、そして5月5日「Oi Oi Oi」でメジャーデビューを果たす。その後5月26日より初の全国ツアー「COBRA復活祭」がスタート!!　7月12日と17日に渋公2デイズライブ。9月5日にはファーストシングル「オレたち」をリリースし、10月10日にセカンドアルバム「キャプテンニッポン」を発売!!　10月24日からツアーへ。

　そして翌年1991年1月7日「キャプテンニッポンツアー・スペシャル」として行われたのが、この日本武道館ライブなのです。それにしてもメジャーデビューから1年経たずしての武道館ライブは凄いことですよ。とにかくあの当時のコブラというのはもの凄く勢いがありました。あれよあれよという間に人気爆発ですからね〜。これは元ラフィンノーズのナオキとポンがコブラに加入したことで、メジャーデビュー前から注目度抜群だったからですよ。
　当時のラフィンノーズはあの「日比谷野音ファン圧死事件」により、バンド活動がままならなかったんです。早い話がライブ会場を取れないんですよね。だからライブもそんなに出来ない状態で、ラフィンファンは食傷気味に陥っていました。そんな時にラフィンを脱退したナオキとポンのコブラ加入により、ラフィンノーズのファンが全部コブラの方に流れたのではないかな。

　さてコブラのサウンド、方向性はというと、それは「Oi」パンクですね。洋楽でいえば「シャム69」などのスキンヘッズバンドのフォロワーです。だからコブラのファンには丸坊主が多い!　坊主大流行〜(笑)　こんなバンド、後にも先にもコブラだけでしょうね。コブラのおかげで校則で苦しんでいた坊主頭の中学生達のステータスが間違いなく上がりましたから。だって坊主頭＝カッコいいという価値観が生まれましたもん(笑)
　もしかしたコブラ人気の秘密というのは、校則で苦しんでいた坊主頭の中学生たちがみんなコブラに飛びついたからかもしれませんよ。

　それではみなさん、1991年1月7日日本武道館完全ノーカット、そんな時空を超えたバーチャルなコブラのライブ世界をぜひ一度体験してみてください!!　では、Oi Oi Oi Oi Oi !!
(ドラマーのキーヤンはかなりのテクニシャンなのでドラムキッズも見て置いた方がいいかもよ。勉強になります!)