ZOO TV TOUR 〜ライヴ・フロム・シドニー / U2

■ビデオ収録曲
1.Zoo Station
2.The Fly
3.Even Better Than The Real Thing
4.Mysterious Ways
5.One
6.Unchained Melody
7.Until The End Of The World
8.New Year's Day
9.Numb
10.Angei Of Harlem
11.Stay (Faraway, So Close!)
12.Satellite Of Love
13.Dirty Day
14.Bullet The Blue Sky
15.Running To Stand Still
16.Where The Streets Have No Name
17.Pride (In The Name Of Love)
18.Daddy's Gonna Pay For Your Crashed Car
19.Lemon
20.With Or Without You
21.Love Is Blindness
22.Can't Help Falling In Love

■発売元・ポリグラム
■1994年発売
■収録時間118分
■種別・ライブ

◆「ZOO TV TOUR 〜ライヴ・フロム・シドニー / U2」解説 〜

★U2・プロフィール
「これぞこれこそロック」「これぞロックバンドの正しき姿」・・・それがU2です!!　メンバーはボノ（vo）、エッジ（g）、アダム・クレイトン（b）、ラリー・ミューレン（dr）の4人。1976年アイルランドで結成以来、世界の音楽シーンにさまざまな問題提起と革新的音楽を提示し続けています。センチメンタリズム溢れるエモーショナルなロックは心に響き渡りますよ。歌詞良し、姿勢良し(ロックバンドとしての)、そして高レベルな音楽、ぜひ一度体感してみてください!　店長オススメバンドです♪


〜以下ビデオライナーより〜

　「ZOO TV」は湾岸戦争の時に、U2が見に沁みて感じたテレビ・メディアの影響力を、パロディ化して表現し、問いかけた報告書とでも言うべきものである。
　人間の命がぞんざいに扱われ、破壊される様子が画像を通して映し出され、まるでテレビ・ゲームでも見ているかのような錯覚に陥らせた湾岸戦争・・・テレビのマルチ・チャンネルが日々、我々に送りかけるイメージやメッセージは、いつしか我々の思考さえ支配するようになっている。
　後半でボノ扮するマクフィストは、ゲーテ作の「ファウスト」で、ファウスト博士が魂を売った相手の悪魔、メフィストテレスに由来する悪魔の化身。テレビ・メディアの落とし子で、堕落と邪悪のシンボルでもある。
　テレビが我々の生活で最も重要な存在になった時、信仰から政治的な意見まで影響を受け、何よりも恐るべきは他人の苦しみや痛みといったものにさえ鈍感になってしまうこと。
　湾岸戦争当時のテレビ・メディアの対応がキッカケとなり、ヨーロッパ・ツアーのステージでは、殆ど毎回、ボスニア・ヘルツェゴビナ問題を現地から生中継し、別の観点から「苦痛を分かち合う」感性を呼び戻すよう、訴えかけていた。
　マクフィストは邪悪で、横柄なテレビの本質を代表する現代のメフィストである。