◆「イマジン 〜A Definitive Film
Portrait / ジョン・レノン」解説
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▽ビデオインナーより
『-ジョン・レノン-
彼自身が語るジョン・レノンのすべて。』
不遇の少年時代からビートルズ結成・解散、そしてあの衝撃の死。
200時間におよぶ秘蔵フィルムをもとに追う、実像ドキュメンタリー・バイオグラフィー。
ジョン・レノンの伝記をもとにした劇映画は、これまでにもありましたし、今後も作られるかもしれません。しかしドキュメント映画としては、『イマジン
-ジョン・レノン-』
が決定版と言っていいでしょう。理由はいたって明瞭です。というのは、現在考えられるかぎりの最高の映像素材を使って、世界的に定評のあるドキュメント映画のスタッフが精力を傾けて製作した作品が『イマジン
-ジョン・レノン-』だからです。
映像素材(フィルムやビデオ)を提供したのは、ジョン・レノン夫人だったヨーコ・オノ。大半は未公開の200時間に及ぶ映像素材を提供するにあたって、彼女が製作スタッフ側に出した条件は、ただひとつ、「正直な映画を作ってほしい」ということだけでした。
製作依頼をうけたのは、これまで400本以上のドキュメンタリー映画の製作にたずさわり、何度もアカデミー賞やエミー賞に輝いているプロデューサーのデビッド・L・ウォルパー。彼は、以前『ジス・イズ・エルビス』(これも評判の高いエルビス・プレスリーの伝記映画です)を一緒に作った監督のアンドリュー・ソルト、ソルトの友人で主にテレビ畑で活躍している脚本家サム・イーガンと共に、1年半をかけてこの『イマジン
-ジョン・レノン-』を作りあげました。
ごらんになればおわかりのように、普通のドキュメント映画とはちがって、この映画には客観的なナレーションがありません。ジョン・レノン自身がいろんなインタビューで話した言葉を中心に、親しかった人々(ヨーコ、育ての親のミミ伯母さん、最初の妻のシンシア、ふたりの息子ジュリアンとショーン、ビートルズのプロデューサーのジョージ・マーチンなど)の言葉を加えてあるだけです。つまり映像や声をとおして、よりダイレクトにジョン・レノンの行動や考えにふれられるように作られています。これがジョンに「正直な映画」を作る最良の方法のひとつであることは確かでしょう(といっても、もちろん、映像や発言の選択・編集にあたって、製作スタッフの見方が反映されていることは、言うまでもありませんが)。
〜解説より(一部)〜
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