◆「DEAD DON'T DIE /
ベルゼルブ」解説 〜
べルゼルブ(BELL
ZLLB)の1991年新潟ジャンクボックスでの呪術的炸裂ライブが収録されています!! ハードでドロドロ、そのドロドロが見る者聴く者の全身にへばりついてくるようなまるで妖怪・泥田坊のようなバンドでっせ〜!! ライブ見たら聴覚と視覚から「ドロドロ」が入って、それが脳内にまで達し、脳味噌グッチャグチャにされるような感覚が貴方を襲います!! 怖いぞ〜!! とにかくこのサウンド、カオスだね、カオス!!
さてこのべルゼルブですが、80年代中盤からインディーズ・メタル・シーンを引っかき回した実力派バンド(本当!)です。サウンドはマニアック過ぎますがその音楽性は本物ですよ。初期はブラックサバスを彷彿とさせるおどろおどろしいサタニック・メタルをやっていました。後にデスメタルのハードな面を取り入れていった感じですね。このライブではハード一本で押しまくり、カオス的暗黒空間を現出させています!!
で、サタニックメタルは演奏も難しいんですよね。ハードなスラッシュメタルとかは勢いでガーッとやれば形にはなるけど、サタニックメタルはスローだからごまかしが効かないんですね。それを難なくこなすべルゼルブは演奏力も凄く高いんです。
ハードシーンではガスタンク並の評価を受けたベルゼルブですが、残念ながら1992年3月に解散。Gu
TETSUとDr
KIMURAは元かまいたちのシーナとカジーが結成した「幻覚アレルギー」に合流し、後にメジャーデビューを飾っています。因みにTETSUはベースとコンポーザー&プロデューサー的な役割で参加、その才能を幻覚アレルギーでも存分に発揮し芸術性の高いサウンドに仕上げていますよ
ボーカルのREIは解散後「ディケイドクロウ」というバンドを結成、ベースのTAKAMIはローゼンフェルドに加入しました。その後ですが、ベルゼルブ最盛期のメンバーだったREI(Vo)とTETSU(G)とRICK(B)にKON
KON(Dr)でSPOOKY SIX
MOUSEを結成し1997年に活動開始、後に『S6M』にバンド名を改名しインディーシーンで再び暴れまくりました。
では伝説のバンド・べルゼルブのカオス的ライブを見て聴いて、今夜これでもかというほど思いっきり暴れまくってくださ〜い!!
★BELL ZLLB
vocal: REI
guitars: TETSU
bass: TAKAMI
drums: KIMURA
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