◆「BE MODERN LIVE at ink.shibaura
20th,june.1988 / ビー・モダン」解説
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ビー・モダンといえば「スパークス・ゴー・ゴー」のメンバー3人が在籍していたバンドで有名ですね。メンバーは天坂アキヒデ(ボーカル&ギター)、橘厚也(ギター)、八熊慎一(ベース)、橘哲也(ドラム)の4人で、八熊、橘兄弟の3人は後にスーパ・ロックンロール・バンド「スパークス・ゴー・ゴー」を結成したわけです。
ビー・モダンのメンバーは全員北海道出身で、上京後のデビュー当初からかなり売り出されていましたね。音楽雑誌などに結構露出していましたよ。プロモビデオ無料上映会なんかがあり、もちろんオレも高校の時見に行きましたよ(笑)
音楽的にはポップで聴きやすいですが、バンドのスタンスはかなり硬派でメッセージ性の強い歌詞には心打たれましたね。スタイル的にはパンクバンドの「クラッシュ」とどことなく似ています。どことなくですけどね(笑) まあボーカルの天坂がクラッシュのボーカル、ジョー・ストラマーに影響されているのはパッと見ただけで分かりますよ! ベースのヤック(八熊)はもろパンク・ファッションですから、ビー・モダンはパンクバンドと言ってもそれほどかけ離れてはいないでしょう。
ビー・モダンは80年代後半にかけて活躍したバンドですが、いまいち当時はやりにはやりまくった「バンドブーム」には乗り切れていませんでした。理由はその真面目なバンド・スタイルだったのかな? 個人的にはそう思っていますけどね。まぁボーカル・天坂の度重なる体調不良による欠場でバンド自体が波に乗れなかったということもあります。そういえばヤックも一度欠場したな〜。
その後いつのまにか解散してしまいましたが、一部ではかなりの熱狂的ファンが存在していたことだけは確かです! 広く浅くよりも、狭く深くがビー・モダンのモツトーでしょう!!
その後ボーカル天坂を除く3人は「スパークス・ゴー・ゴー」を結成し大人気を呼びましたね。ちなみにスパゴーのボーカルはベースのヤックが担当してますよ。言っておきますけどこれは計画解散(笑)ではなく、ビー・モダン解散後はメンバーばらばらになり違う仕事に就いていましたが、ある日偶然3人が会って「スパークス・ゴー・ゴー」結成に至ったそうです。解散後ヤックは六本木でアイスクリーム屋の店長やってたらしいですよ(笑)
そしてただ一人仲間はずれに・・・違った(笑)、ただ一人残ったボーカル天坂は新バンド「スタンズ」を結成しインディーズで活躍してましたね。CDもリリースされましたよ! 確かモッズの森山達也率いる「スカー・フェイス・レーベル」からだったと思います。「スタンズ」ではよりパンク色が強くなってましたね。
さてこのビデオ「BE MODERN LIVE at ink.shibaura
20th,june.1988」ですが、これは1988年1月20日に今はなきライブハウス「インクスティック芝浦」で行われたビーモダンのライブが収録されたものです。コアなファンが詰めかけた熱狂のライブですよ〜。ヤックも1曲歌っているので「スパークス・ゴー・ゴー」ファンも必見です!
そのビート、そのメッセージ、熱いハートを持ってるヤツらにはきっと届くだろう!! ビー・モダンをしっかりと受け止めてやってください!!
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